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資金調達・リスケジュールを「ゴール」と勘違いしてはいけない

資金繰りが厳しい場合、資金繰りを楽にする手段は「資金調達」「リスケジュール」があります。

ちなみにリスケジュールとは、毎月の返済金額を銀行に減額してもらうことを言います。

銀行からの資金調達ができない場合、やってはいけないことは、次の3つです。

1.高利の借入を行うこと。
2.第三者保証人(家族外・会社外の保証人)を立ててまで融資を受けること。
3.買掛金や従業員給料を遅らせてもらうこと。

1.高利の借入を行うこと。

高利の借入を行うことは、結果として高利の借入で低利の銀行借入を返済することになります。本末転倒ですね。また高利の借入は、返済できないといきなり法的手段をとってこられることが多く、返済が厳しい場合の選択肢が少なくなります。

2.第3者保証人(家族外・会社外の保証人)を立ててまで融資を受けること。

家族や会社内の人を保証人に立てるならまだしも、関係ない第三者保証人を立ててまで融資を受けるということは、「被害者」を増やしてしまうことになります。この場合は、言葉は悪いですが「悪あがき」してまでお金を借りようとしているケースが通常であり、当然、返済できなくなる可能性は高くなります。結果、第三者保証人に迷惑をかけるケースは高いです。自分でお金借りたわけではないのに、重い負債をいきなり背負わされる第三者保証人の身にもなってください。

3.買掛金や従業員給料を遅らせてもらうこと。

仕入先や外注先、従業員などに頼んで、支払いを遅らせてもらうことは、商売がしにくくなります。仕入先からは仕入れを止められ、外注先は仕事をしてくれなくなり、従業員はモチベーションが一気に低下します。辞めてしまうかもしれません。
また1回分や2回分の支払いを待ってもらうならまだしも、それ以上はまず、待ってくれないでしょう。買掛金や従業員給料を遅らせるのは、限界があるのです。

そこで、銀行からの資金調達ができない場合、最善手はリスケジュールとなります。

銀行から資金調達ができる場合は、資金調達でしのぎます。銀行からの借入返済は、キャッシュフロー(簡易計算式は利益+減価償却費)で行いますが、世の中小企業の9割以上は、キャッシュフローで銀行へ返済できず、自然と現預金が減っていくことになります。それを新たな借入を行って補填します。(この資金使途での融資を銀行用語で「ハネ資金」と言います。)

ハネ資金が借りられる中小企業は、それで資金繰りを行っていった方がいいです。

しかし、ハネ資金が借りられない企業があります。業績が悪くて決算書の内容が悪く、銀行の融資審査が通らないのです。

その場合、やってはいけないのは上記3つのことの他に、粉飾決算で決算書を良く見せて融資を受けることです。

その理由は、このメルマガで時々述べているので割愛しますが、粉飾決算で融資を受けると将来、もっと厳しい事態に陥ってしまうのが普通です。

この場合、やるべきことはリスケジュールです。

では、リスケジュールはどう行うか、そこから話をするととても長くなるのでやめますが(検討される方は私どもにご相談ください)、リスケジュールを行うべきタイミングがあります。

それは「今すぐ」です。これ以上のベストタイミングはありません。

なぜなら、リスケジュールは銀行からの新たな資金調達ができない企業が行うものであり、1ヶ月でも遅れると、それだけ銀行への返済が進み、現預金が減少してしまうからです。

資金が3,000万円ある状態と資金が50万円しかない状態、どちらが会社を立て直しやすいかは言わずもがなです。

それと、これが最も重要なのですが、リスケジュールを行うにしても資金調達を行うにしても、勘違いしてはいけないのは

「リスケジュールや資金調達はゴールではなく、あくまでスタートである。リスケジュールや資金調達は会社再生の手段でしかなく、それを目的にしてはならない」

ということです。

私の会社はこれをポリシーにしています。

なぜなら、今までの痛い実体験があるからです。

私は3年前に会社を立ち上げたころ、現在の事業再生コンサルティングではなく、資金調達コンサルティングを中心にしていました。

多くの中小企業に資金調達の相談に来ていただきましたが、資金調達コンサルティングを行って資金調達を成功させた企業の多くが、その後立ち行かなくなってしまったのです。

私は、考えました。なぜだろう。資金調達がうまくいって、なぜ元気にやっていけないのか、と。

原因は、資金調達がうまくいった経営者は、それで安心してしまったのです。「お金が借りられたから問題は解決した!」と。

資金調達のコンサルティングを行った会社の多くが、その後、破綻した、というニュースを帝国ニュースなどで知ることが私には多くありました。

その時、大いに反省したのです。資金調達を目的にしてはいけない、資金調達をゴールにしてはいけない、と。

そこで、もう資金調達コンサルティングを中心にするのはやめ、事業再生コンサルティングを中心にしていくことを、私は決めたのです。(前向きな資金調達(赤字補填ではない、会社成長のための資金調達)の場合は喜んでお手伝いさせていただいていますが。)

このメルマガも、銀行融資を受けるテクニックばかりを書くことはやめ、会社を再生させるにはどうしたらよいかというテーマを、資金繰りのことを中心に、取り上げるようにしています。だって、経営者のみなさんの目的は、会社を良くすること、資金繰りをまわしていくことであって、お金を借りることが「目的」ではないですから。

ただ、一方では、事業再生コンサルティングを行う中でも、リスケジュールが成功したから何とかなった、と勘違いしてしまう経営者が時々いらっしゃったのです。

われわれが事業再生コンサルティングでその会社と関わるようになって、多くのケースでは、リスケジュールを資金繰りを一気に楽にする最善手としてそこからスタートしますが、リスケジュールが成功したら、もうわれわれのコンサルティングは必要ないと言われることが時々ありました。

「リスケジュールがうまくいって資金繰りが楽になった。なんとかなりました。ありがとうございました。もう後は自分でやっていきます。」
と。

それで顧問契約が解消になり、連絡を取り合うこともなく月日がたち、そして・・・帝国ニュースでその会社が破綻した、というニュースを目にすることが時々ありました。

先ほど述べた、資金調達を行って安心してしまった経営者と同じことが、リスケジュールの場合でも多くあったのです。

リスケジュールは目的ではなく、あくまで手段です。リスケジュールはゴールではなく、あくまでスタートです。それからが、会社再生の本番なのです。

リスケジュール成功して資金繰りが良くなることが会社再生ではありません。リスケジュールは資金繰りを良くする手段にすぎず、それが成功したからと言って、会社が再生したということには全然なりません。

われわれは事業再生コンサルタントであって、リスケジュール屋ではありません。会社を再生させるにあたっての多くのノウハウを、今まで132社の会社再生に関わってきた中で蓄積しています。

しかし経営者から、リスケジュールが成功してなんとかなったから後は大丈夫です、と言われてしまっては、われわれとしては会社再生の関わりようがありません。

そして、リスケジュールだけしか対策を行わなかった企業の多くが、その後破綻したというニュースを私は帝国ニュースで見てしまいます。

そもそも、会社を厳しい状況に陥らせたのは当の経営者であり、その経営者だけで会社を再生させるのは、なかなか難しいです。

そのため、われわれが関わって、会社を再生していくのですが、リスケジュールに成功した企業の経営者が危機感をなくしてしまっては、なんともしようがありません。

このようなことから、私たちはリスケジュールの支援だけを引き受けないようにしています。

それも、リスケジュールだけを行って終わり、その後破綻した企業があったことの反省からです。

われわれは中小企業に元気になってもらうこと、再生してもらうことを目的にしており、リスケジュールを行うこと、資金調達を行うこと、を目的にしているわけではありません。

会社理念として持っております。

リスケジュールに成功しても、資金調達に成功しても、なんの意味もありません。会社が再生しなければ意味がないのです。

リスケジュールだけを引き受けるという商売もできるでしょう。われわれは100社以上のリスケジュールに関わってきているので、ノウハウが蓄積されています。それだけで商売にできると思います。

しかし、そんなことでコンサルティング料をいただいても、何もうれしくありません。資金調達・リスケジュールが成功して安心してしまった企業がその後破綻してしまった例を多く見てしまったという私の反省が、そこにはあるのです。

だから、「リスケジュールだけやってくれればそれでいいんだ。」という企業はお断りしています。

雑談が多くなってしまいましたが、とにかく私が言いたいのは、

「リスケジュールや資金調達はゴールではなく、あくまでスタートである。リスケジュールや資金調達は会社再生の手段でしかなく、それを目的にしてはならない」

ということです。

これは何も机上の空論ではありません。多くの事例に関わってきた中で、私の反省から思いいたったことです。

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