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リスケジュールをやっているのに資金繰りが苦しい

最近、銀行融資の返済を減額や猶予すること、いわゆるリスケジュール、というやり方が浸透してきたのか、数年前に比べて、弊社に多いご相談が、

「すでにリスケジュールはやっているのだが、それでも資金繰りが苦しい」

というものです。

ざっと、弊社にお電話いただく方の3~4割は、すでにリスケジュールを実行済の中での、それでも資金繰りが苦しいというご相談です。

多くの企業では、毎月の銀行への返済負担が重いのであり、その返済を0円近くにまですると、普通であれば資金繰りは楽になるはずです。

確かに、リスケジュールを行うと、現金の流出はだいぶ抑えられるでしょう。

しかし、リスケジュールを行うと同時に、事業の赤字を黒字にする対策をとる必要があります。

だいたい、リスケジュールを行っても資金繰りが苦しい会社の6~7割が、このパターン、つまり事業の赤字を改善していない、というパターンです。

では、残りの3~4割はどのような理由で、リスケジュールを行っても資金繰りが苦しいのでしょうか。

リスケジュールが中途半端

それは、返済金額の減額が、十分にできていない、ということろにあります。

例えば毎月300万円の返済をしていたとして、それを、銀行と交渉して毎月100万円の返済に抑えてもらったとします。

しかしそれでよいのは、毎月100万円以上の現金が生み出されるほど、利益を出している会社です。

リスケジュールを行う会社のほとんどは、そんなに利益を出せない、もしくは赤字だから、銀行からも警戒されて融資が受けられず、リスケジュールを行ったのでしょう。

ということは、毎月100万円の返済に抑えるとすると、200万円の減額ということで一見、良さそうに見えるのですが、実は不十分だ、ということになります。

銀行と粘り強い交渉を行い、0円近くにまで返済を抑えるべきだったのです。

以上述べたように、リスケジュールを行っても資金繰りが苦しい企業の6~7割は、事業の赤字が続いてそれで資金が流出してしまっているからであり、残り3~4割の企業は、不十分なリスケジュールで終わってしまったから、ということです。

もちろん、この2つの要素が組み合わさって、資金繰りが苦しいのでしょうが、どちらが主な要因かと見ると、この2つに分かれます。

リスケジュールを行っても資金繰りが厳しい理由を探す

リスケジュールを行っても資金繰りが苦しい企業は、自分の会社がこの2つの理由のいずれか、まずは見つめてみる必要があります。

そして、事業の赤字の影響が大きいのであれば、当然、黒字化対策を行わなければなりません。

一方、リスケジュールが不十分の会社であれば、再度銀行に対し、リスケジュール交渉を行う必要があります。

どちらの理由も重なっている企業であれば、どちらも行わなければなりません。

私たちは、リスケジュールを行っても資金繰りが苦しいと面談相談にこられる企業に、資金繰りが苦しい理由を上記の観点から分析して、どうやってその苦しさを緩和するか対策を考え、実行していってますが、大事なのは経営者の「あきらめない気持ち」です。

リスケジュールを行っても資金繰りが苦しいと、「やることはやった。」と思って、経営をあきらめ、つまり破産などの法的整理を選択しがちですが、リスケジュールはやっても、会社を立て直すための対策をあまり行っていない企業が実に多いことが、私たちにご相談いただく企業を見ているとよく感じます。

本当に、抜本的な対策を立てて実行していかないと、このような企業は生き残っていけません。

いつ経営者が、開きなおって、再生への道を歩むことを決断するか、です。

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