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言ったがやらない

2012年1月27日号

 

皆さん、こんにちは。野上智之です。本当に月日の経つのは早いもので、
今年も1ヶ月が過ぎようとしています。会社によっては、年頭の挨拶と共に、
自社の経営方針について話をされたのではないでしょうか。

そこで、その時の気持ち、また特に改まって何か儀式が行われなかったとしても、
各自の心の中に秘めた今年の目標に対して、現在一直線に進んでいるか、
そうでないか、ここで確認してみてください。

言ったがやらない

私 :「社長、この前の会議で決めた案件ですが、進んでいますか。」
社長:「それが、あまり動いていないんだよ。」
私 :「それは、何か問題がありましたか。」
社長:「あの案件の担当になった課長だが、なんだかんだ言って結局やろうとしない。」
私 :「社長は改めて指示をしましたか。」
社長:「したけど早急に実行したいので、こちらで手配を進めているよ。」

人というのは、強制が嫌いで自分で決めたことを実行したいと思っている。
しかし、誰もが自分一人では生きていけないことは十分に頭で理解しているので、
共生を目指している。
時に、社長は強いリーダーシップを発揮して欲しいと社員は要求するが、
ワンマン経営の社長は嫌だ、もっとみんなの意見を聞くべきだと言う。
この気持ちはAさんとBさんという人の違いではなく、一人のAさんやBさんの
心の中に、時と場合によって出てくる思いである。

それでは何故、一人の人が時と場合によって、思いが変わるのか。

それは、決断にあると思う。決断とは、結果がどうであれ、その結果を自分が
引き受ける覚悟だと思う。覚悟があれば、その結果に言い訳ができない。

しかし、覚悟が無く、良い結果が出れば自分の手柄、悪い結果が出れば
他人のせいにする気持ちが強い人は、自分の決断結果に自身が無い時、
なんだかんだと理由をつけて思いが右に左にぶれてしまう。

だから、同じ人でも、時と場合によって思いが変わるのだと私は思う。
本来は、どんな理由であれ、一度決めた事柄の結果は、自分が全て引き受け、
良ければ皆様のおかげ、悪ければ自分の責任と反省し、
そして次の手を打つべきである。

現実、多くの社員は覚悟が少なく、社長はこの決断・覚悟が断然強い。
だから、経営ができるのか、それとも経営をするから、
決断・覚悟が強くなるのかもしれない。

そうなると、いくら社員が限りなく経営者の想いに近づいたとしても、社員は
経営者でないので、社員に経営者感覚を身につけさせることは、
無理なのかもしれない。

しかし、そうだとしても、社員の育成には、引き受ける覚悟を磨かせる試練は
必須であろう。また、そうすることが、会社のレベルアップとなり、社長自身も
本来の経営者としての業務に集中することができるはずである。

是非とも、年頭に決めたことを全員で実行し、良い一年だったと、
一年後に言っていただきたい。その為にも、決断をしていただきたい。

 

「2012年1月27日」執筆:野上智之

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