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銀行の融資スタンスを把握するために作る表

2012年3月12日号

銀行の融資スタンスを把握するために有益な表

 銀行が自社に対し、融資スタンスをどのように変えてきているのか、企業側
 から見たら、なかなか分かりにくいです。

 このような場合、銀行の融資スタンスを把握するために、企業側で作ること
 ができる表があります。

 それは、銀行ごとの融資残高推移表です。

 この表の作り方について、説明します。

 まず、月次で、各銀行の融資残高を、表にします。

 融資1本ごとの、月次の融資残高を合計して表示されるように、EXCELで
 操作すると、作りやすいでしょう。

 また、その融資残高は、信用保証協会保証付融資と、プロパー融資(信用
 保証協会の保証が付いていない融資)の別に分けます。

 もっと綿密に行うには、各銀行へ入れている不動産担保や預金担保などの
 担保としての価値の影響を除いた、純粋に銀行がリスクを負っている部分の
 融資残高を月次で表すとよいですが、そこまですると表作りの負担が大きい
 ため、時間に余裕がなければ、最低限、各銀行の、保証付融資とプロパー
 融資の月次の残高の表を作ってください。

 そうすると、完成したものは次のようになります。

 単位を百万円とし、A行とはA銀行、プとはプロパー融資、保とは保証付
 融資とします。

 2011年の銀行別融資残高推移表
———————————————————————-
 2011年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

 A行プ 40 38 36 34 32 30 28 26 36 34 32 30
 A行保 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 30

 B行プ 35 34 33 32 31 45 44 43 42 41 40 39
 B行保 20 19 18 17 25 24 23 22 21 20 19 18

 C行保  5 4 4 4 3 3 3 2 2 7 7 6
———————————————————————-

 上記の表は2011年分としていますが、できるだけ過去にさかのぼって、作り
 ます。

 そうすると、見えてくることがあります。

各銀行でのピークの融資残高を見る

 過去に、各銀行で、ピークでどれだけの融資残高であったかが、この表に
 より見えてきます。

 特にプロパー融資で、ピークでどれだけの融資残高であったかを見てくだ
 さい。

 例えばA行で、2009年8月のプロパー融資残高が55百万円あり、これがここ
 数年のピークの融資残高であったら、現在でもA行からプロパー融資で
 総額55百万円となるまでの新規融資は期待できるわけです。

 上記の表では、2011年9月に、A行でプロパー融資が10百万円増えて
 36百万円の残高となっていますが、直前の2011年8月でプロパー融資残高が
 26百万円あったところ、新規融資30百万円申込んで、審査の結果が10百万円
 のみであったら、過去に比べてA行は自社への融資スタンスを厳しくして
 いる、ということを読み取ることができます。

 一方の銀行側も、融資審査においては、過去数年の、各月の融資残高推移を、
 見ております。

 過去のピークの融資残高はいくらであったか、それに比べて、今回の新規
 融資を実行すると融資残高はいくらになるか、銀行はそれを、融資審査の
 材料の一つとしております。

 そのため、融資希望金額が満額実行されれば過去のピーク融資残高に近づく
 ような融資の申込みが、審査によって金額が減額されれば、その銀行は自社
 に対し、融資スタンスを厳しくしている、ということになります。

 逆に、企業からすると、各銀行の過去のピークの融資残高を表により見て
 おいて、それを上回るような融資金額の申込みを行ってみることが、その
 銀行の自社への融資スタンスをはかる一つの方法となります。

 また、銀行が企業への融資を絞る場合、よく行う方法が、今までプロパー
 融資で出していたのに、これからは保証付融資を前提にする方針に変更する
 という方法です。

 今までプロパー融資を受けられてきたのに、最近、保証付融資でなければ
 融資を出さなくなってきた銀行はありませんか。

 表で見てみると、明らかにプロパー融資の残高が減っていっているのです。

 この場合、その銀行は、自社への融資スタンスを厳しくしている、という
 ことになります。

各銀行がコンスタントに融資を出してくれているか

 また、この表に、各銀行が融資を実行した月に○を付けてみると、各銀行が
 どれぐらい、コンスタントに融資を出してきているかが分かります。

 以前はコンスタントに融資を出してくれたのに、最近は融資と融資の期間が
 長く空くようになった。

 もしくは、以前はプロパーと保証付、バランスよく融資を出してくれたのに、
 最近は保証付融資にかたよるようになった。

 この場合、その銀行が自社への融資スタンスを厳しくしていることが見て
 とれます。

融資スタンスの変化は早期に発見する

  以上述べたように、銀行の融資スタンスは、各銀行の月次の融資残高推移を
 見ることによって、把握することができます。

 融資スタンスの変化を早期に発見し、自社への融資スタンスが厳しくなった
 ら、企業は早急に、次の対策を立てていく必要があります。

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