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リスケ中でもできる資金調達

2012年9月5日号

中小企業にとっての一番の資金調達方法は、保証協会付きの
銀行融資です。

ただ逆に、保証協会付き融資をリスケジュールすれば、
すべての銀行で、保証協会付き融資を受けることが
できなくなってしまいます。

リスケジュールをすることで、定期的な資金支出がなくなり、
手許キャッシュが安定するのですが、建設業等では、どうしても
資金の前払が必要なタイミングが出てきてしまいます。

メインの銀行が、プロパーで短期資金対応をしてくれれば、
それに越したことはないのですが、リスケジュール中ということも
あって、なかなか応じていただけないことが多いです。

そんなときは、別の資金調達方法を考えなければなりません。

特定資産を活用した資金調達法があります。

売掛債権担保融資と、有形固定資産(機械や車両)の
リースバックがこれに当たります。

売掛債権担保融資は、文字通り、売掛金を担保として、
その範囲内で融資をしてもらうものです。

自社の財務状況に加え、売掛先の財務状況等も債権金額の評価に
関係しますので、売掛金額そのものの金額が融資実行されることは
見込みにくいですが、売掛金の回収を早めることと似た効果が
あります。

主にノンバンクで取り扱っています。

また、有形固定資産のリースバックですが、これは、自社所有の
機械や車両といった動産を、リース会社等に買い上げてもらい、
これをリースすることで、使用できるようにするといった仕組みの
ものです。

融資額は、有形固定資産の時価や簿価による評価となりますが、
一時的にキャッシュポジションを上げることができるため、
うまく活用することで、資金繰りに充てることができます。

リース会社で取り扱っています。

ただ、本来やらなくてはいけないことは、銀行リスケジュール中
に、損益改善して、手許資金を厚くすることです。

手許資金を厚くすることができなかった場合に、上述のような
手法を使っても、返済原資がなければ、たちまち、返済や支払に
行き詰ってしまい、担保を押さえられてしまうこともあり得ます。

(売掛金や、事業で必要な設備が、なくなってしまうことは、
今後の事業継続で、相当な痛手となります)

また、金利も、通常の銀行融資と比べ、高めです。

一時的に支払が先行してしまうけれども、回収の目途がきちんと
あり、返済が見込めることを確かめてから、限定的にご活用
いただければ幸いです。

「2012年9月5日号」執筆:坂将典

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