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孤独を和らげる

2012年9月27日

私 :「社長、社員に現状の厳しい経営状況を、説明した方が良いですよ。」
社長:「しかし、悪い情報を伝えると社員は不安になるよ。」
私 :「不安に思うかもしれませんが、それを踏まえてみんなで前に
    進むしかありません。」
社長:「その不安から、会社を辞めたいと言われても困るし。」
私 :「当然、説明の仕方には細心の注意を払います。」
社長:「もう少し考えさせてくれないか。」

会社が儲かっているのか儲かっていないのか、数字を社員に見せていない場合、
忙しい時は儲かっている、忙しくない時は儲かっていないと思われてしまう。

しかし、現実は忙しくても儲かっていないことが多く、社長の頭の中と社員の
頭の中は全く逆の結果となっている。

この状態で、改善活動や経費削減の指示を出しても、社員はなぜそこまでしな
ければならないのかと思い、本腰を入れて行動に移さない。

だから、数ヶ月も連続赤字となってしまい、累積の赤字額は膨らみ、資金も
少なくなってしまう。そして、いよいよこれではダメだという時になって、
社員に数字を説明するのかと思いきや、それでも説明しない社長も多い。

実際に売上や利益を生み出しているのは、現場の社員であり、その社員が今ま
でと異なることを実践しなければ、現実は何も変わらない。
ますます社長一人で悩むことになる。

これを解消するためは、
・社長が数字に明るくなること
・社長自らが反省すること
・社員を信じること
・社員にきちんと説明を繰り返すこと
・辞めたいと思う社員を放置するのではなく、この会社で働きたいと思われる
 未来の見える会社を提示すること
・社員の意見を吸い上げること
・目標を明確に設定し進捗を確認し合うこと、
などである。

過去このような社員の言葉があった。
「なぜ、もっと早く経営が上手くいっていないことを言ってくれなかったのですか。」
「もっと、私たちを信頼してください。」
「今日から全ての業務を見直すぞ。」など前向きな多くの言葉です。

実は、社長が孤独に思うから、孤独なのかも知れません。

「2012年9月27日」執筆:野上智之

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