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現場のあるべき姿を追求する

2013年10月2日号

『現場のあるべき姿を追求する』

今回は、私が出会ったある会社の製造責任者のお話をさせて頂きます。

C氏が所属しているZ社は、メーカーであり自社生産を行っている会社です。

C氏との出会いは、Z社の子会社(Y社)に課長として赴任された時でした。

Y社は大手の子会社ですがお世辞にも、製造技術があるとは言えませんでした。

私どもは、その会社に技術指導を行っておりました。

Y社は、プラスチック製造を各工法にて成形を行っております。

原料の樹脂が床に落ちベタベタ、ほこりも舞っているという状況で
生産を行っていました。

よって、不良も出る状況で、対策が後手後手に廻っていました。
ただ、C氏が赴任して以来、劇的に工場は変化していきました。

C氏は、人の意識改革を行わないと、不良問題・品質向上はないとの判断に基づき
担当者と打合せを重ねていきました。

当初は3つのポイントについて徹底しました
1)工場をきれいにすると同時に維持していく
 ・材料、工具、備品置き場を明確に決め、だれでも使用できるようにする
 ・成形現場には、シートを敷き定期的に交換(樹脂が落ちると直ちに拭き取る)

2)各セクションの責任者を決め、権限移譲する
 ・従来は、係長・主任などの役職はあったが担当が明確でなかったため責任の
  所在がはっきりしません。よって対策、改善が機能しません

3)品質管理者に品質管理基準の明確化を行い、権限を与える
 ・品質基準が人によって違う・納期優先などの問題があった

上記3点は当たり前であるが基本が置き去りにされているケースがある。
また、当初はできていたが忙しくなってできなくなったなど様々な理由がある。

Y社の工場は、何度も出入りしておりましたが劇的に変化が見られました。
工場がきれいになった、人の動きに無駄がなくなった、整理整頓されている・・・・

最大のポイントは『お客様目線』で物事を考えるようになったという点です。

真の問題点を把握し、的確な改善・権限委譲をすることで、前向きな集団になりました。

自分は何をしなければいけないのか『目標』が明確になった集団は進化し続けます。

経営者の皆様は、自社を振り返り何が問題で何が必要かを考えてみてください。

「2013年10月2日号」執筆:小林憲司

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