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どこの業界や会社にもある「繁忙期」

どこの業界や会社にも「書き入れ時」と言うものがあります。その業界や会社によっては「書き入れ時」と言ったり、「繁忙期」と言ったりもします。

 

この年末は、実際に「書き入れ時」であったり「繁忙期」だとと言う会社も多いかもしれません。例えば、飲食店では、クリスマスと忘年会、ボーナスなどが重なるためか、12月の売上が年間売上のかなりの割合を占めると言う事もあるようです。その他、ケーキ屋さんとか年賀状の印刷業など様々な業種で年末は忙しいこともあります。

 

しかし「書き入れ時」や「繁忙期」があるということは、その逆に「閑散期」もあることになります。つまり、「業績に季節変動がある」と言えます。この業績の季節変動はいろいろと問題や課題につながることが多いものです。

 

例えば、「繁忙期に見込んだほどお客様が来なかったので、材料が余った」とか「人件費のコントロールを失敗し、多くかかりすぎて赤字になった」など。

 

また、逆に「閑散期」をどのように乗り越えるか、閑散期の売上をどの程度確保できるかと言う点も課題の一つになります。

 

実は、この点は、事業計画書を立てる時に、大きなポイントになります。繁忙期、閑散期の対策を上手く講じることが出来れば成長する可能性が増えますし、失敗すれば大きな損失になりかねないからです。よって、事業計画で念入りに繁忙期、閑散期の対策が必要となるのです。

 

また、その対策をする時に、数値面からも注意が必要です。季節変動があると売上の推移がつかみにくい(良い悪いのか判断が付きにくい)のです。その時に、通常の試算表(単月ごとの推移や期首からの当月まで売上推移)にプラスして、「年計」(移動年計)を使えば、季節要因を除いた売上の傾向が分かりやすくなります。

 

年計とは、過去12か月間の売上合計の事です。それを決算月関係なく、毎月の年計を並べていくと、移動年計(年計の推移)になります。その推移を見ると、大きな流れとして売上が上昇傾向なのか、下降傾向なのかなどの傾向がつかめるのです。

 

このように、「書き入れ時」「繁忙期」は売上が上がっている時期なので、他の事を忘れてしまいがちですが、会社全体で考えれば、年間で対策を考えたり、数値面の把握を怠らないようにしていく必要があるのです。

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