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担保を入れてくれと要求された

2014年2月19日号

銀行から、担保を追加で入れてほしいと要求された。この場合、銀行は何を
考えているのでしょうか。

まず、銀行から担保を要求される場面を考えてみます。それは、次の2通り
があります。

1.新規融資審査にあたって担保を追加してほしいと要求される。

2.ある時ふと、担保を追加してほしいと要求される。

それぞれの場面で、なぜ担保を追加してほしいと要求されるのか、考えて
みます。

1.新規融資審査にあたって担保を追加してほしいと要求される。

信用保証協会保証や担保なく、新規融資を行うと、銀行は、その企業への
総融資額の中で保全いない融資額が増えます。

保全とは、企業が倒産したりして貸倒れとなっても、別の手段でそれを
補てんするための手段です。

例えばある企業が、A銀行から、5000万円の融資(信用保証協会保証付で
ないプロパーの融資とします)を借りていたとします。

一方でA銀行へ、担保価値3,000万円の不動産を担保に入れていた場合、
A銀行は保全でカバーする部分が3,000万円、保全でカバーされない無担保
の部分が2,000万円、ということになります。

そして、その企業からA銀行へ、新たに3,000万円の融資をプロパーで
出してほしいと申し込まれたとします。

それを融資すると、無担保部分は2,000万円+3,000万円=5,000万円という
ことになります。

しかしA銀行としては、その企業へは無担保5,000万円までリスクを背負え
ないという評価だったとします。

この場合に、新規融資審査にあたって、新たな担保を追加してほしい、と
言われるのです。そうでなければ、A銀行は新規融資を断るだけです。

2.ある時ふと、担保を追加してほしいと要求される。

新規融資を申し込んでいる場面でもなく、ある時ふと、銀行から新たな担保
を追加してほしい、と言われたとします。

この場合の背景として、次の2つがあります。

(1)既に入れている担保の評価が下がった。

(2)その企業の債務者区分が下がり、貸倒引当金を多く積む必要が出て
きたため担保を入れてもらって無担保部分の融資を少なくして貸倒引当金
を多く積まなくても済むようにしたい。

(1)の場合、不動産価格の下落などにより、既に銀行に差し出している
担保の評価が下がった場合です。

これは、その企業の問題というよりも、不動産市況の問題ですので、企業と
しては、自社に問題があるのでは、と気にしなくてもよいでしょう。

しかし銀行があえて追加担保を要求するのであれば、その企業に対し、保全
をしっかり行っておきたい、と考えていることになります。今後は新規融資
が受けにくくなることを覚悟しておかなければなりません。

(2)の場合、企業の業績が悪化して、債務者区分が下がる場合、無担保
部分の融資に対しては多くの貸倒引当金を銀行は積まなければならなくなる
ため、無担保部分の融資を減らそうと、銀行は追加で担保を要求してくるの
です。

(1)の理由でなく銀行が追加で担保を要求してきた場合、その銀行に
おいて自分の会社の債務者区分が下がったのではないかと疑ってみてくだ
さい。

債務者区分が下がれば、その銀行から新規融資を受けるのは難しくなって
きます。

債務者区分をどうやって上げていくか、考えていく必要があります。

銀行の追加担保要求へはこう答える

新規融資申込みの場面で担保を追加してほしいと銀行が要求してきた場合、
それができなければ新規融資が出ないだけです。

担保を追加することができなければ、他の銀行で無担保で新規融資が受け
られないか、チャレンジしていきたいところです。

一方で、新規融資申込みの場面でもなく、ある時ふと、銀行から担保を追加
してほしいと要求された場合。

銀行へはどう断ったらよいのでしょうか。

銀行は、特定の不動産や有価証券などをねらって担保に入れてほしいと
言っているかどうか、で次の2つのパターンで考えてみます。

(1)追加担保となるものを銀行が把握していない場合

(2)追加担保となるものを銀行が把握し、それを指定してくる場合

(1)の場合、不動産や有価証券などどれを担保に入れてほしいのか、銀行
は分かって言ってきているわけではありません。

そのため、

「担保となりそうなものは持っておりません。」

で答えるだけです。

(2)の場合、銀行は

「社長のお父様のご自宅がありますよね、それを担保として追加してもらえ
ませんか。」

というように言ってきます。

そして自分の不動産や有価証券ならまだしも、他の人の所有しているものを
担保に入れることは難しいのではないでしょうか。

この場合、銀行には、

「不動産所有者の応諾がもらえない」

「他の銀行の目もあるため、一部の銀行のみ担保を入れると抵抗をされる」

と言って断ります。

なお、担保として使えるものが本当にあるのであれば、それを担保に入れて
もよいと思っているのなら、新規融資を受けるための材料として使いたい
ものです。

銀行の追加担保要求は、融資スタンス悪化シグナルとしてとなえる

以上述べたように、銀行が追加で担保を要求してくるのは、その企業へは
無担保で融資を出すのは困難だよ、という、融資スタンスの悪化シグナルと
いうことになります。

融資スタンスが厳しくなっているものだと思って、今後の銀行対策を考えて
いく必要があります。

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