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コントロールしやすいところから、やる

2014年12月17日号


衆議院選挙が終わりました。



与野党という大きな勢力区分では、選挙前と大きな変化はなく、政府
の経済に対する活動は、これまでと同様に、中小企業にとって厳しい
ものとなると見込まれます。



消費税や円安といった外部環境要因は、とても気になります。当然、
気に留めておかなければならないことに変わりないのですが、それば
かりに思考が割かれてしまっていては、何も変えることはできません。


思考する時間を確保するということは、とても大切なことです。



しかしながら、こちら側では、どうすることもできない外部環境要因
のことに、時間を取られてしまっている状態は、「思考停止」状態と
何ら変わりません。



経営者にとって一番怖いのは、この「思考停止」状態に陥ってしまう
ことです。


日々の業務に追われて、1日が過ぎ去ってしまう、ということはよく
あることと思います。



そんな中でも、利益や運転資金といった指標を、少しずつでも、現状
より良くしていく必要があります。


経営活動の中で、PL上は、本業の利益である営業利益を高めること
が重要となります。



そのためには、粗利益を高め、販管費を削減する、ことをおこなって
いく必要があります。


粗利益を高めるにも、売上高を上げていくのか、粗利率を上げていく
のか、その両方をおこなっていくのか、決めていくことになります。



相手側のあることですので、得意先との交渉や、営業活動によって、
なされていくものです。こちら側で一方的に決定することはできませ
ん。


逆に、こちら側で一方的にコントロールできるものは、販管費の「使
い方」や、「支払い方」です。



「支払い方」に関しては、相手側にご迷惑をかけてしまうこともある
かと思いますが、それに関しても、事業継続していくうえでの優先順
位を付けながらおこなっていくことが重要です。



まず、それをおこなった上で、時間的猶予を確保し、その間に粗利益
を高めていく具体的活動を模索していくことになります。


思考停止にならず、企業・事業を継続させることを最優先に考えて、
やれることからやってみてください。



まず、コントロールできるところから、やる。



現状を変化させていく過程で、見えてくるものが、必ずあります。

                    

「2014年12月17日号」執筆:坂将典

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