成長する企業の資金繰り難とは?
資金難と言うと、業績(売上や利益)が厳しい会社と言うイメージが
あるかもしれませんが、成長中の会社でも、資金難になることがあり
ます。
「今は業績が良いから大丈夫」と思っても、この資金難から、つい
には、業績まで悪くなるということもあるので、早めに対応をして
いく必要があります。
では、成長中の企業が資金難になる原因は何なのでしょうか? いくつかあります。
例えば、 「成長度合いに資金調達手段が追い付いていないケース」
「資金繰り体制が整っていないケース」
「業績が良いので出費を出しすぎてしまうケース」など。
一番初めのケースは、資金調達手段を増やす努力が必要になります。
取引銀行を増やしたり、私募債などの別手段を検討したりなどです。
次のケースは、どんぶり勘定を止めて、体制づくりをしていく必要があります。
最後のケースは、入金と出金のバランスを取ることが必要となります。
今回は、それぞれに深く書くと長くなりますので、ポイントだけを
お伝えします。
まずは「成長中の会社でも資金難になるケースがある」と言うことを
知っておくことだけでも、十分なポイントなります。
なぜなら、成長しているから大丈夫と思っていると、手遅れになる
可能性があるからです。
そして、このポイントを知っていれば、自社のケースに当てはめて、
「どのような状況か、その対策はどうすればいいか」と早めに考える
ことが出来るようになります。
このように、早め早めに対策をしていくと、
「成長期の資金難=いつのまにか業績悪化」
と言うことを避けることが出来るのですね。