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第二の人生をどうする?【経営者がリタイヤするために考える事】

2016年4月19日号 「銀行とのつきあい方」

 

経営者がリタイアした後どうする?という話をさせて頂きます。
元経営者の皆様がおかれている状況は十人十色でしょうが、
いくつかのケースで若干の気をつけてもらいたいことをお話いたします。
参考になれば幸いです。

 

人生二度なし

 

第二の人生。という書き方をしていますが、
当然ですが人生に2度はありません。
いわゆるサラリーマンとして定年をした後に「第二の人生」と
いう言い方をしていた時期がありましたが、
そもそも、経営者においては、
定年なんて言葉を自分自身に考えた方は
ほぼいらっしゃらないのでは無いでしょうか。
すくなくとも中小企業の経営者にとって、
我が会社は我が人生と同義である方が
ほとんどではないかと思います。

 

しかしながら、冷静に考えると、
人生はいつかは死を迎え、
厭が応でも経営者の交代のタイミングが来ます。
ならば、会社の未来を前向きに捉えるのであれば、
自分の目が黒いうちに新たな経営者を迎え、
経営をバトンタッチをすることはある意味必然であります。

 

逆説的に言えば、経営のバトンタッチを前向きに行い、
経営者自身としては、奥様や家族への恩返しや、
今まで自分が抑圧してきた趣味ややりたかったことをやって、
充実した人生を送ってもらいたいと思います。

 

私からお伝えしたいのは、

 

人生は一度なので、やりたい事をやってください!

 

というシンプルな話です。長々と書いてすみません。(笑)

 

事業の今後どうするか?については、
専門家へのご相談を早めにして頂きたいと思っております。
経営をバトンタッチする人がいない、
もしくは財務的な状況として経営は一代限り。

 

というケースにおいてはM&AやEBO、事業譲
渡などの出口戦略を考えていく必要があります。
また、相続の放棄等についても家族を交えてちゃんとした
レクチャーをしておく必要があるかと思います。
顧問税理士さんへ相談いただくケースが多いかと思いますが、
有料ではありますが、我々でもご相談を賜っております。
詳しくはメルマガ後部のご案内をごらんいただきたいと思います。

 

人生は一度、別の道のチャレンジがあっても良い

 

完全に経営者をリタイヤできた皆様、
まずはお疲れ様でございました。
これまでの人生で経営に全力を注ぎ込み、
リタイアした後「もぬけの殻」状態になった経営者の方も
多いかと思います。
病気や身体面の関係でリタイヤせざるを
得ないのならば仕方が無いことですが、
体が健康で、まだまだ体力、気力があるのならば、
もう一度、なにか別のチャレンジをして頂きたいと思っています。
私は職業柄、経営者の方との交流が多いのですが、
やはり経営者の方はエネルギッシュな方が本当に多いです。
悠悠自適の人生も良いですが、人生は一度きりです。
エネルギーをもった方には生きた証しを
2つでも3つでも増やして行っていただきたいと思います。
福祉関係や地域の仕事も立派なチャレンジです。

 

・地方の地域の活力低下
・子供の貧困
・義務教育の現場の崩壊
・高齢者の孤立、犯罪増加
・国民の政治関心の喪失

 

「もう年だから」なんて言わないで、元経営者の力が役に立つ現場があります。
ロータリーもライオンズもJCSも良いですが、
なにかしら社会のどこかを照らしてほしいと思っております。
余計なお世話かも知れませんが、宜しくお願いいたします。

 

第一線は退いたものの、まだ後見人の仕事が残っている方

 

中小企業の経営承継においては、後継者がまだ経験が浅く、
まかせるには元経営者の方の後ろ盾が
必要であるケースもあるかと思います。
一般的には、代表取締役は退いたものの、
相談役などとして取締役に残っているケースが多いかと思います。
相談役などとはいえ、
ついつい経営方針等に口を挟むこともあろうかと思います。
程よく距離を置いて、
後進の育成を見守ることが出来れば良いのですが、
なかなか難しいかも知れません。
基本的には新経営者を信頼して任せていくべきですが、
バトンタッチした経営者が期待に応えられずに暴走し、
このまま放置した場合は会社に危機が生じるときは、
株主としての権利を行使できる体制を持っておく必要があります。

 

もし、後継経営者に不満を持ったのならば

 

株主であれば、株主総会での特別決議に基づき、
取締役を解任することができます。
株主総会の特別決議ですから、
株主の過半数の出席と3分の2以上の賛成で
取締役の解任が可能となります。
正当な理由が無い場合は
逸失利益(≒未払い分の報酬)の支払が必要ですが、
取締役から外すことができます。
取締役を解任されると当然に代表取締役としての地位を喪失します。

 

また、取締役会設置会社であれば、
取締役会の代表取締役解任決議で代表取締役を
解職させることが可能です。
あくまで解職なので、解任とは違い、
取締役としては残りますので、
後継者としての資質自体がNGであれば、
解任がよろしいでしょう。
逆に、一時的な代表取締役の交代であり、
話し合いで将来の復権を前提としていることであれば、
代表取締役を辞任して交代。
という形が平和的で穏当なやりかたとなるでしょう。

 

代表権返上について話し合いでは納まらず、
取締役会で解任動議を出して解職を行わざるを得ない。
ということであれば、取締役会の運営や決議までの過程で
トラブルになりがちなので、
弁護士さんによくご相談されてされるとよいでしょう。
個人的には、このようなことにならないことお祈りします。

 

最後に、御礼とお願い

 

私からの経営者のリタイアについて
お話させて頂きました内容は以上となります。

 

私は仕事柄、経営者の方と面談させて頂くケースが多く、
どうしても財務的な制限を前提にいろいろな手段を
お話しすることが多いのですが、最近では借金問題でなく、
M&A関係のご相談も多くいただいております。

 

私が経営者の方と話をしていて常々思うのが、
経営者が悩みを共有できるパートナーが少ない。
ということです。
最近では顧問の税理士さんが記帳と税務申告だけだったりして
話せる環境でないことも多いようです。
また、腹を割って話せる経営者友達が居れば
良いかもしれませんが、なかなかそれも難しいようです。

 

顧問の税理士さんが居なかったり、
相談できる配偶者の方や経営者友達が居なければ、
是非我々にご相談をいただきたいと思っております。
フィーは頂いておりますが、我々共は、
東京、大阪、名古屋、福岡と全国規模で中小企業の事業承継、
事業再生を取り組んできた実績と実践例があり、
きっとお役に立てる話が出来るのではないかと思っております。

 

先ずは無料電話相談がありますので、
そちらをご利用いただきたいと思います。

 

最後に、3ヶ月程、
私の記事を拝読いただいた皆様に感謝を申し上げます。
ありがたいことに、応援のお便りをいただいたこともありました。
全てにお返事をしておりませんが、全部見ております。
ここにて恐縮ですが、感謝と御礼を申し上げます。
どうもありがとうございました。

 

また、セミナー等でお会いできることがありましたら、
そのときはどうぞ宜しくお願いいたします。

 

執筆:嶽 洋次郎

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