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金融機関が貸付金を突っついてくる

2012年12月5日号

【質問】

洋菓子の製造卸業を営んでいる会社の代表でありまして起業後、6年目に
なります。

起業後売上も順調に推移してきましたが、一昨年、同業者の代表者から
飲食店の共同経営の話があり、本業での取引もあるため、断れず役員に入り
300万円の出資にてはじまりましたが、予測より売上が上がらず、弊社から
幾度かにわたり貸付を行いましたが、もちろん利益の上がっていない飲食店
運営の会社から弊社に返済を行う事が出来ない状態で、本年経済状態の悪さ
も影響し、本体の売上利益も低迷しております。

銀行に融資の相談を行ったところ、貸付金の返済が見られないので有れば
保証協会を通しても融資は難しいとの返答です。
本体も、今年は猛暑及び夏の期間が長く9月度までは厳しい状態が続いて
おりましたが、 11月に入り仕事が一気に増え生産も追いつかない状態です。
ただ原料の先仕入・設備備品の増設と資金が必要な状況ですが、銀行の融資
が無ければ この1、2ヶ月が厳しい状況です。

他信用金庫・銀行に相談したところ、過去3年の決算書・直近の試算書を見る
限り、今まで返済した分の枠は有るが、やはり貸付の返済が無い状態なので
難しいとの返答です。
何か良いアドバイスが有れば、宜しくお願い致します。

(T様)

 

【回答】

金融機関が御社に対して融資を躊躇している理由として下記の2点が考えら
れます。(その他の要因もあると思いますが、お知らせ頂いた情報の中での
判断である点、ご了承ください。)

・「現在、関係会社への貸付金の回収が行われていないという事は、今後も
  回収できないのではないか?とすれば、当該貸付金は、換金価値を
  有さず、その結果、会社が実質債務超過に陥っているのではないか?」
  という懸念を金融機関が抱いている。

・「今回の融資に関しても、関係会社に資金が流れるのではないか?」
 との懸念がある。

と思われます。
ここで、金融機関が融資の可否を判断する際は、担当者から融資決済権限者
まで稟議書で決済を行っていきます。そのため、稟議書に添付される疎明
資料 が重要になってきます。

具体的には、金融機関に対して、
・事業計画(今後5年後の会社のあるべき姿を示す。)
・5ヶ年の損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書
・今後直近1年の資金繰り表
・他行の借入一覧表(複数行からのお借入がある場合)
・試算表
を作成、提出して、融資交渉を行います。

特に、事業計画の中で今回の融資の
・使途(今回の融資がどの様に使われるか?)
・財源(今回の融資の返済財源はどの様に確保できるか?)
・保全(今回の融資が返済できない場合はどうするか?)
・期間(今回の融資の返済期間)
・金利(今回の融資に対する支払利息)
を詳細に記載されると良いでしょう。(特に、使途・財源・保全)

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