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証書貸付  その2

証書貸付  その2

銀行からの借入方法4つのうちの1つ、証書貸付は、一番利用されることの多い借入方法です。

証書貸付の特徴は、借入期間が長いことです。手形貸付が1年以内の返済期間の借入に使われる方法であるのに対し、証書貸付は1年を超える返済期間の場合に適用されます。

資金の使い道は、主に設備資金、長期運転資金です。

設備資金は、企業が設備を購入・建築する時に使う資金です。設備はいったん導入すると長い期間に渡って使用されます。設備を使って商品を生産、販売することにより企業は利益を上げることができます。つまり、長い期間設備を使用することによって計上される利益を使って設備資金の借入を返済すれば良いのです。設備資金の返済期間を短くすると、企業が上げる利益以上に返済をしなければならないため、企業の資金繰りは苦しくなります。以上の理由から、設備資金を借入する場合には長期の借入方法である証書貸付を使うのです。

また、長期運転資金は、手形貸付を行うときの運転資金みたいに売上が入金となるまでの立替部分を借りるというものではなく、長期的に基本となる運転資金、つまり企業が事業を行うための立替部分(売掛金+受取手形+棚卸資産?買掛金?支払手形、これを経常運転資金と言います)を、長い返済期間で借入することによって資金繰りが安定化する運転資金です。

返済方法は、元金均等返済という方法がよくとられます。これは、毎月、同じ金額ずつを返済する方法です。例えば、企業が3,000万円、期間5年で借入した場合、

3,000万円 ÷ 5年(60ヶ月) =毎月50万円 の返済

というように行います。たまに、返済間隔が毎月ではなく3ヶ月ごと、半年ごと、または返済は最終返済日に一括というような取り決め方法もあります。

証書貸付は、返済期間が長い分、銀行は貸し倒れの確率が増えますので、銀行の審査は厳しくなります。しかし、いったん借入したら、何年にも渡って少しずつ返済していけば良いので、企業の資金繰りは楽になります。

証書貸付は、企業が「金銭消費貸借約定書」という書類を銀行に差入れすることによって行われます。

銀行は、証書貸付は返済期間が長いだけ金利を高くできるので、また返済がゆっくり進むからそれだけ金利をたくさんもらえるので、積極的に行いたいのですが、長期間の貸付ですのでリスクは高くなかなか案件が通りません。つまり、もしあなたの会社が、保証協会付または担保付で証書貸付を受けられるならともかく、無担保で受けられるとしたら、それはあなたの会社は銀行
から見て信用度の高い会社だということです。

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