資金繰りを楽にする強い味方「資金繰り円滑化借換保証」
資金繰りを楽にする強い味方「資金繰り円滑化借換保証」
「資金繰り円滑化借換保証」とは、信用保証協会の保証制度の一つです。
平成15年2月にこの制度は開始したのですが、実績が40万件、6兆円に近づいています。
この制度は、すでにある保証協会保証付融資を、新たな保証協会保証付融資で返済する「借換え」や、複数の保証協会保証付融資を新たな保証協会保証付融資に「一本化」することにより、毎月の返済金を減らすことができます。そのため、この制度を使えば、資金繰りを楽にすることができます。
借換え、もしくは一本化の対象となる融資は、保証協会保証付融資のみで、企業が保証協会の保証を付けないで、銀行から受けた融資をこの制度で借換え、一本化することはできません。
また、主な特徴としては、
・融資の期間を10年まで延ばすことが可能
・中小企業金融安定化特別保証制度を使った融資の借換えも可能
・金額を増額して借換え・一本化を行うことが可能(金融安定化特別保証制度の借換えを除く)
といったものがあります。
例を挙げてみます。
融資実行時 融資金額 3,000万円 期間5年 毎月返済金額 50万円
現在(3年後)融資残額 1,200万円 残期間2年
期間5年、増額なしで借換えしたら
融資金額 1,200万円 期間5年 毎月返済金額 20万円
というように、毎月返済金額を 50万円から20万円に減らすことができるのです。
この制度を利用することによって、資金繰りを楽にすることが可能となります。
もしこの制度に興味があれば、取引銀行に問い合わせてください。