支払利息を少なくするために
支払利息を少なくするために
銀行が企業に融資をする際の貸出金利、これはビジネスローンでないかぎりは企業と銀行との交渉により、決定されます。
そのため、企業側は意識をもって金利交渉にのぞめば、少しでも低い金利にすることができ、支払利息を減らすことができます。
銀行側は、すでにこれ以上低い金利は適用できないと思って企業に金利を通知することもあれば、言い値で金利を企業に言う場合もあります。
そこで、銀行が企業に通知した金利をそのまま受け入れるのではなく、そこから少しでも低くすることができないか、交渉してみましょう。
あなたの会社が銀行からお金を借りてくださいと言ってくるような企業だったら、「他行はあなたの銀行よりもっと低い金利(具体的な数字まで出すと良い)を言ってくるよ」と言うことができます。
あなたの会社が業況に厳しい企業であったら、お願い口調でも「なんとか0.1%でも下げてもらうわけにはいかんだろうか」と言ってみることです。
また、銀行から融資を受ける際に、金利で少しでも粘る姿勢を見せておけば、その企業は「金利にうるさい企業」と銀行員は印象を持つことでしょう。そうしておくと、次の融資の時に銀行が提示する金利が多少低くなるかもしれません。
「あそこの会社は、社長が金利にうるさいから、あまり高い金利をふっかけることはできんなあ」これが銀行員の心理です。金利交渉で粘ることは、そういった効果もあるのです。
「ダメでもともと」の気持ちでもよいので、金利交渉にのぞんでください。