ゴルフ会員権も担保になる
ゴルフ会員権も担保になる
あなたは担保と言われて、何を思い浮かべるでしょうか。担保と言えば、まっさきに思い浮かぶのが土地・建物等の不動産です。その他に、株式、債券、預金等も、担保としてはメジャーなものです。
しかし、ゴルフ会員権も担保になりうることを知る人はあまりいないようです。
ゴルフ会員権には、
- 預託金を預けるもの
- 株主となるもの
- 社員となるもの
があります。ほとんどは、預託金を預けるものですが、もしゴルフ会員権を担保として差出したければ、そのゴルフ会員権が上記のいずれであるか、会員規約を読んでよく確認しておきましょう。社員となるものは、譲渡性がなく担保としては認められません。
ゴルフ会員権を担保とする場合、基本的な考え方は、万一の場合、名義変更できるかどうかです。銀行はゴルフ会員権を担保にとる場合、
- 譲渡禁止でないか
- 譲渡に理事の承認が必要でないか
- 年会費を滞納して地位を喪失していないか
等をチェックします。それらのいずれかに当てはまれば、担保として適しません。また、担保となりますから、もちろん銀行はゴルフ会員権の時価を調べます。会員権の取引業者から銀行は相場を聞いて調べることが多いです。また名義書換料は引いて評価します。その評価額により、融資をいくら保全できるか、銀行は見ます。
実際にゴルフ会員権を担保とする場合は、いつでも名義書換ができるよう、必要書類を銀行に差し出します。例えば名義書換申請書、脱会届、印鑑証明書、会員証、ネームプレート等です。
ゴルフ会員権は相場の変動が激しく、銀行としては、担保として不動産、株式、預金等よりは敬遠しますが、しかしゴルフ会員権を担保として差し出すことによって、融資審査が通りやすくなることもあります。ゴルフ会員権を所有する方は有効利用を考えてみてください。