コラム

  1. ホーム
  2. > コラム
  3. > 銀行とのつきあい方
  4. > 借りすぎ

借りすぎ

8年前の保証協会の金融安定化特別保証制度、覚えていますか?

保証協会に保証を申込めば、ほとんどの場合、5,000万円が特別枠として、保証付で融資を受けられた、そのような制度があったのです。

制度開始当日は、確か10月1日だったと思いますが、金融機関は「よーいっ、どん」と、いっせいに顧客のところに、この制度の情報提供のために訪問したものです。

金融機関としては、リスク0の保証付融資が、特別枠5,000万円として、簡単に融資をすることができたのです。企業にこの制度を使って借りてもらえれば、あとは金融機関に利息収入がどんどん入ってくるのです。

顧客のところにいくと、
「さっき、別の銀行がこの話をもってきたよ。」
というような場面がよくありました。

顧客としては、この制度はどこの金融機関を通じて申込みしても、同じです。とすると、先にこの制度の情報を持ってきた金融機関に、申込みするのが筋ということになります。

このため、われ先にと、金融機関同士の競争が行われました。

それから数年間して、ほとんど審査なしの制度だったこともあり、この制度による焦げ付きが、多く発生しました。

無理な融資がたたると、このような、返済にいきづまる企業が続出してしまうのです。

最近の例でいえば、都市銀行のビジネスローンです。

ここ数年は、ビジネスローンの競争でした。

決算書をコンピュータに入力し、一定の点数が出れば、ビジネスローンは実行されました。

複数の都市銀行でビジネスローンを借りている企業もあります。

以前は出なかった融資が、簡単に出るようになっていたのです。

その結果、最近は、ビジネスローンの返済ができなくなり、いきづまっている企業が多く出ています。

無理な貸し出し競争は、必ず、返済できない企業を多く生み出すことになります。

逆にいうと、銀行がビジネスローンなど、審査が通りやすい融資商品を売り込んできても、

・本当に必要な資金なのか。
・返済の見通しは立つのか。

など、じっくり検討することが必要となります。

借りすぎて、返済負担が重くなり、それで会社経営がいきづまってしまったら、なんにもなりません。

新商品のご案内

500社の面談相談実績を誇る元銀行員が教える「銀行とのつきあい方大全」全10巻シリーズ!豊富な実例に基づく解説だから体系的に実体を学べる!

→ 詳細・ご購入はこちら
金融機関紹介実績No1
支援機関
contents
  • 事業再生
  • M&A
  • よくある質問
  • 実際の事例集
  • オンラインショップ
  • 会社概要

facebook

一人で悩む経営者へ
後悔しない決断を一緒に見つけましょう