社員一人が辞めても大丈夫な体制を築く
社員一人辞めるだけでガタガタ
私どもにご相談にこられる企業の中で、多いパターンが、社員1人が辞め、それでガタガタになってしまった、というパターンです。
特に多いのは、トップ営業マンが辞めた場合です。
トップ営業マンが、今まで会社の売上の多くを作ってきたため、その人が辞めたとたん、売上が立たなくなって、一気に売上が落ち込んでしまう、というケースが多くあります。
このような場合、問題なのが、売上を上げることが、個人のスキルに依存しすぎてしまっている、ということです。
個人のスキル頼みではなく、売上を上げるための仕組み化ができてこそ、その会社は安定的な売上を上げられるようになります。
社員一人辞めても大丈夫なようにするには
仕組み化とは、見込み客を集めるための仕組みを構築すること、そしてどの営業マンが対応しても一定数はクロージングできるように、アプローチ方法やトークなどマニュアルに落としこみ、それらを教育やロールプレイングで身につけさせていくことです。
あなたの会社で、この人がいなくなると、会社が大きく傾く、という人はいないでしょうか。
そこを常に考えておき、1人が辞めても大きな影響が出ない状態であるか、見ておく必要があります。
また管理部門系の社員が辞めた場合、その事務が他の人でもすぐに引継ぎできるよう、マニュアルを作っておくことは大変重要なことです。
このような、社員が1人辞めても大丈夫な体制をとっておくことは、売上が上がっている時ほど、しっかり考えておく必要があります。
社員1人が辞めて、はじめてその体制をとっておく重要性に気づくのであれば、それは遅いです。
個人のスキル頼みであること、それでは「事業」とは言えないでしょうし、いくら売上が伸び続けているといっても、いつかは大きな反動がくることでしょう。
もし売上が伸び続けている会社であれば、特にそこは気をつけるべき点です。