流れを変える
会社に悪い流れがないか?
私どもにこられる企業経営者の方は、みなさん、自分の会社をなんとか再生させたい、という気持ちを持ってご相談に来られます。
しかし、現状の厳しい状況の中で疲れてしまったのか、再生への気力がないような経営者の方も、中にはいらっしゃいます。
私どもとしては、なんとか気力を振り絞っていただこうと、面談相談において再生への方向を示し、経営者の方に気持ちを前向きに切り替えていただこうとします。
会社が厳しい方へ向かってしまっている企業は、流れが悪い方へ向かってしまっています。
あなたの会社はいかがでしょうか。
流れが、悪い方へ向かってしまっているから、月日がたつにつれて、会社の状況がより悪化し、より厳しくなってしまうのです。
2、3か月前と、現在とを比べて、どちらがより厳しい状態であるか、イメージしてみてください。
現在の方が厳しいと感じるのであれば、あなたの会社は流れが悪い方に向かってしまっているのです。
その流れが、このまま続くと、その企業は倒産、ということになってしまいます。
流れを変えるために経営者は動く
流れが悪い方へ向かってしまうのであれば、その流れを変えて良い方向になるように、流れを変える動きが必要となります。
その動きとはなんでしょうか。例えば次のようなものがあります。
・銀行に返済を猶予してもらう。
・とにかく手当りしだいに営業をかける。
・会社に貢献しない社員に辞めてもらう。
・嫌だったら辞めてもらってもかまわない覚悟で社員に厳しく接する。
・機能していない役職を変える。
・毎日一時間はこの仕事を行う、というようなことを決める。
・社長が朝から晩まで、また休日もなく働きまくる。
会社が悪い方向に流れていってしまっていると感じるのなら、その流れを変えて良い方に向けていかなければなりません。
この場合、経営者としては、上記のように、とにかく動きを作ることが必要です。
悪い流れを変えていくのです。
自分の会社の流れを経営者は把握する
また、自分の会社の流れはどうなのか、経営者は常に意識しておくようにします。
流れを意識して、把握しておかないと、いつのまにか自分の会社が取り返しのつかない状態になってしまった、ということにもなりかねないです。
流れを把握し、自分の会社に悪い流れがきているな、と感じる時にはその流れを変えるためにすぐに動きをとり、常に自分の会社の流れを良い方向にしておけるように、経営者は心がけるべきです。
世の中には、理屈では説明できないことがあります。
このような、流れの問題も、その一つでしょう。
スポーツだって、ゲームだって、悪い流れの時、良い流れの時、がありますよね。
会社経営においても、経営者は自分の会社の流れを常に意識しておくべきです。