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赤字の意味

企業は、業績を黒字にしなければならないことは、社長も社員も分かっています。

 

しかし、さまざまな要因により赤字になることもあります。この赤字が一時的な場合で回復が見えている時は、それほど大きな問題ではありませんが、毎月毎月連続して赤字の時は、大変な問題です。その上、この緊急事態のとらえ方が、社長と社員には大きな隔たりがあるのです。

 

私 :「社長、赤字が6ヵ月連続していることの意味を、社員にしっかり話しましょう。」

 

社長:「会議で業績資料は渡しているから、分かっていると思う。」

 

私 :「それにしても、危機感がないように感じますが。」

 

社長:「いや、あまり必要以上に心配をさせても、社員は不安になるだけだから。」

 

私 :「それでは、この赤字をどうやって黒字にするのですか。」

 

社長:「私が仕事をとってくるから、心配ない。」

 

赤字は悪であり、誰も幸せにならない。だから毎月、会議を開催し、赤字にならないように、また赤字になった
場合は、早急に黒字になるように対策を練っている。つまり、会議は黒字になるために行う手段である。

 

しかし、この赤字に対して、社長と社員の感覚が全く異なる場面を会議で見かける。それは、赤字になるのは、不景気だから仕方がないというあきらめである。

 

会議で「今月も赤字で申し訳ありません」という反省の言葉を社員から聞く。しかし、その言葉は、先月も先々月も聞いた言葉である。その間、何をどうしたのかと思うが、結局改善活動はしていない。

 

そんな時、社長から一喝されることもあるが、それでも社員は心のどこかで、不景気だから仕方がない、と自分を正当化して自己防衛している。また、会議が終わったとたん、安堵の気持ちになり、社長から怒られるから反省したふりをしたように見える場合がある。

 

それでも社長は、

 

「創業以来の会社の危機だ。会社はこれでは存続できない。」

 

と熱をいれて社員に伝える。しかし、数ヶ月連続の赤字社員は、それでも会社は先月潰れずに今月を迎えられた、とか、給与も遅れずにもらえているから大丈夫だ、と勝手に思っている。場合によっては、会社の資産を売却すれば数億のお金が入るはずだから、まだまだ大丈夫だとも思っている。

 

当然、社長からすると会社の不動産は銀行に抑えられているので、どうしようもないということを理解しているが、社員はそんなことは知らない。

 

この社長と社員の危機感の差が、改善のスピードを遅らせる要因である。

 

それでは、どうすれば良いのか。

 

本当は社員に数字をしっかりと見せ説明することが大切である。

 

しかし、あまりにも本当のことを伝えると、社員が不安になり過ぎたり、その情報が外部に漏れて取引に支障がでたりするのではないかと不安に思い、なかなか多くを社員には語れないのも事実である。

 

そんな時、社長は期限を定めた決断が必要となる。例えば、この赤字があと3ヵ月続けば、この部門は廃止するということである。これを、3ヵ月前に全社員に伝えることが大切である。

 

この勇気ある言葉は、必ず社員に伝わり、今まで以上に危機感を持って業務にあたってもらえるはずである。

この記事の著者

  • 野上 智之

    公立大学法人北九州市立大学卒業、大手システム会社を経て、教育研修会社での新規部門立上げや西日本責任者としての実践により、収支損益の黒字化と人財育成がなければ、企業は元気にならないという強い信念のもと中小企業に特化した経営コンサルタントに転身。現在も10社を担当し各地でセミナーや研修を実施したり、地域金融機関との連携を実施。行政書士試験合格、宅地建物取引士、動産評価アドバイザー(TAA)、中小企業庁ミラサポ専門派遣登録専門家、プッシュ型事業承継支援高度化事業登録専門家(中小企業庁)、再生支援ネットワーク会議メンバー(広島)

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