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給与の上げ方

最近の新聞を見ますと、大手企業の賃金
改善についての記事を目にします。そこで示されている金額は、中小企業から
すると、たいへん大きな金額であり、同様な金額を実施しようと思っても、
実現可能性は低いでしょう。それでは、中小企業の場合、どうやって成果の
出る社員の給与を上げたら良いのでしょうか。

私 :「社長、4月からの給与見直しは、どのようにお考えですか。」
社長:「見ての通りの業績だから、上げてやりたいが、
上げることはできない。」
私 :「それは、全員ですか。」
社長:「皆で辛抱してもらうしかないよ。」
私 :「それでは、成果を出した社員は、
やる気がなくなるのではないですか。」
社長:「そういう社員には、特にしっかり説明をして理解してもらうよ。」

社長の本心は、社員の給与は上げたい。
しかし、足元の業績を見ると、上げることができない。

ここにジレンマを感じている社長は、実に多い。

ある社長は、同業界や地域内で、一番高い給与を支払うことを会社のモットー
にしており、そのことを社員に事あるごとに伝えている。
ここだけ聞くと素晴らしい社長であり、社員も幸せだと思うが、果たして
現実的に全社員が高い給与をもらえているだろうか。

一昔であれば、可能であったかもしれないが、今の時代、毎年右肩上がりの
成長は難しい。
そうなると、社員からすれば、社長の言っているモットーは何だろうという
不信感しか残らない。

ここに社長と社員のギャップがある。社長は、全員に高い給与を支払いたい
という想いは本当にある。

しかし、ここには「将来的に・・・」「会社がもう少し安定したら・・・」
「成果を出したら・・・」という条件が隠れている。

しかし、社員は高い給与が貰えるという言葉だけが頭に残り、
「今月から・・・」「自分だけは・・・」「働いたら(出勤したら)・・・」
という社員の条件が勝手に作られる。

この”隠れた条件”こそが、ギャップの要因である。

だから、社長も社員に伝える時は、この隠れた条件も言葉で伝えなければ
ならず、社員も会社が存続するための最低限の知識を身につけなければ
ならない。

人は自分にとって都合の良いように、相手の言葉を変換し、自分なりに納得
することがある。

そして、一旦納得すると、その内容は自分にとって都合の良い変換ではなく、
「相手がそう言った」という事実にすり替わってしまう。

そこで会社としては、給与は常に上昇するとは限らず、前年と同額、もしくは
減少することがあるという内容を明文化し、更に周知するため、口頭で社員に
伝えることが大切である。

そうすれば、勝手な解釈は少なくなる。

そして、会社としての総人件費は一定にしながら、成果の出ないA君の減額分
を、成果を出したB君に増額させるのである。

そうすれば、成果を出した人は報われ、成果が出なかった人は、次は頑張ろう
という気持ちを持てることで良い意味で社内間の競争が生まれ、会社全体の
レベルは確実に上がっていく。

執筆:野上智之

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