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4月1日以降の銀行との付き合い方

3月31日の23:59:59秒を過ぎると、中小企業金融円滑化法は期限切れを迎えます。もちろん周知のことと思いますが、2月あたりから金融関連業種の方々からも様々な情報がでてきており、関心度が高いことが伝わります。

 

この法案に関係ない企業はごく一部の会社であり、今現時点で融資を受けている会社で、自己資本比率が最低でも30%以上・借入月商倍率は2ヶ月以内・手元流動性が3ヶ月以上の先でない限り、安全とは言えないと思います。

 

4月1日以降は大義名分であっても、銀行はコンサルティング機能強化を発揮していくように、金融庁から指示を受けています。おそらくみなさんは条件変更や現時点で銀行の格付けで破綻先に認定されている会社以外は関係ないと思うでしょう。

 

確かにそうかもしれません。しかしながら今現時点で正常先に認定されている会社も、為替相場や原油高の影響を受けて営業利益が2期連続で赤字になる会社が増えていくと思います。

 

一番怖いのは銀行の格付けが現時点で要注意先に認定されている先です。なぜなら要注意先の場合は、直近の決算書で営業利益か経常利益が赤字、繰越損失が残っている、債務償還年数が10年以上20年以内、直近の決算書で債務超過になっているが、3年以内で明確に債務超過が解消できる先になっています。その他、要注意先の適用要件はありますが、今回は関係ないので除外します。

 

上記の内容をみなさんが確認をして、何を感じますか?

 

今、正常先に認定されている会社も今3月以降に決算を迎える会社は、売上が思ったり伸びなかったり、このままでいくと営業利益か経常利益が2期連続で赤字になってしまう先が沢山出てくるのでなないでしょうか。

 

仮に、融資先の企業業績が悪化してくれば、銀行はその取引先に対して何を要求してくるのか?

 

事業計画書・1年分の資金繰り予定表は提出してくれと融資先は言われる可能性は高いと思います。

 

もちろんすべての中小企業ではありませんが、年商規模が10億円以下で経理を親族が担当しているような会社は、残念ながら計画性のある会社は少ないです。

 

中小企業の社長さんは、誰が・何を・いつまでに・どのようにして対策を練った方がいいのか知らない方が多いです。中小企業の社長さんは銀行のことを便利な冷蔵庫であると思っています。

 

私は、銀行員の時に融資先の社長に銀行はセブンイレブンではありませんときつく言っていました。セブンイレブンとは値段はスーパーよりは高いけど、便利であるということであり、銀行取引においてのセブンイレブンとは、会社のお金がなくなったら、金利が高かったり、信用保証協会付融資であっても、融資を受けたいと思います。

 

資金繰り管理は今もそうですが、その当時は今よりも会計事務所は資金繰り管理を我々の仕事ではないと言っていたのを覚えています。

 

その時に私は何をしたか?

 

会計事務所と銀行員の立場で融資を受けている会社はどちらの言うことを聞くのか私は知っていたので、今後、試算表を毎月銀行に提出することと資金繰り管理を励行していくことができないのであれば、私(当行)は今後について前向きな支援ができませんと伝え、会計事務所の応諾がもらえないのであれば、社長さんに銀行か会計事務所のどちらかを選択してくださいと会社に選択を自らさせていました。

 

要は、私の言うことを聞く会計事務所を見つけて、融資先を会計事務所に紹介をして経理体制の構築と試算表を部分のお手伝いをしていたのです。

 

私が何を言いたいのか?経理体制の構築・粉飾決算の是正・毎月の月次決算(試算表)の作成及び振り返り・資金繰り管理の作成と振り返りを取組んでいれば、銀行から見放されない会社になるということです。

 

ここで誰が重要になってくるのか?もちろん社長さんは言うまでもないことですが、社長さんの身近にいる方が、銀行取引アドバイス・決算書の理解・資金繰りの仕組みを身に付けてお節介焼になれば、社長さんから感謝されることは間違いないのではないでしょうか?

 

ちなみにこれは経営コンサルの類になりますが、決して経営コンサルでなければできないことではありません。私が10年以上前に上記のことをレベルが低くても成果を上げていたことを考えれば、誰にでも取り組めることです。

 

しかしながらここで一番大切なことは、誰だからできるとか、これは難しいという偏見を持てば、上手く取り組むことはできません。真摯にそして愚直に、さらに上記のことを理解している方を見つけて学べば最短距離で、中小企業の社長さんに感謝されることは間違いないと思います。

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