社員教育
社員教育と言うと、大まかに2つのパターンに分かれます。
1つが、「職場の仕事を通じて教育する」(=オンザジョブトレーニ
ング・OJTと言われる)ことです。
もう一つが、「職場外(集合研修や社外の研修など)で教育する」(=
オフザジョブトレーニング・OFFJTと言われる)ことです。
仕事をしながら、先輩などから教えてもらうOJTが一番、分かりやす
いのですが、仕事中に教えるので、教える側にも負担はかかりますし、
教える質を維持することは大変であることも確かです。
では、OFFJTだけが良いかと言うとそうでもありません。
例えば、小学校入学したばかりの生徒に大学の授業を受けさせても、
ほとんど役に立ちません。大学の授業が悪いわけではなく、その人に
合った適切な教育ではないということです。
つまり、1年目の社員に10年目の社員が受けるような社外研修に行か
せても活用できない可能性が高いのです。
OJTの場合は、仕事ぶりを見ながら教育できますが、社外研修の場合
まずはその研修の内容が良いかどうか見る必要がありますが、次には、
研修が良くても、教育を受ける側のレベルにあっているかどうかという
点も気を付けないといけないのです。
これを間違うと、一生懸命、教育をしているつもりでも、成長が出来な
いと言う事になります。よって、社員教育を受けさせる時も、しっかり
したビジョン、計画に基づく必要があるのです。