環境の変化に対応
「恐竜は、環境の変化に対応できずに滅びた」と言う説があります。
実際のところは分かりませんが、様々な研究がされているようです。
これは、ビジネスでも、「環境の変化に対応する」と言う教訓にも
なっています。
しかし、「環境の変化」とひと口に行っても、様々な「環境の変化」
があります。
例えば、「顧客の変化」だけ見ても、「顧客の嗜好が変化」したのか
「顧客数自体の変化」なのか、「競合他社の増加による顧客離れ」な
のかなど、様々な要因があります。
もちろん、「環境の変化」は「顧客の変化」だけでなく、「経済状況
の変化」や「技術革新による変化」などもあります。
つまり、「環境に変化に対応は必要」と言われますが、これは、お題
目にすぎません。
例えば、事業計画書で、「環境の変化に対応する」と言う言葉が書か
れている場合もありますが、これだけでは、変化に対応できません。
「どの環境の変化に対応すべきか」が明確でなくてはなりませんし、
その「環境の変化に対して、どのような対策を講じるのか」まで詳細
に分析されていないと、行動も出来ないのです。
環境の変化のスピードが速くなりつつある現代において、「環境の変
化に対応する」と言う気持ちを持つことはまずは大事ですが、その次
の段階として、実際の行動レベルまで詳細に決めて行かないと、気付
いた時には、「環境の変化に対応できなかった」と言う事になってし
まう可能性があるので、それは避けなければならないのです。