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金融庁は、企業に対して優しい?厳しい?

2017年5月17日号 「銀行とのつきあい方」

 

前回、金融庁・森信親長官の任期延長の是非について
触れました。

 

金融機関、銀行との摩擦に怯むことなく取り組む姿勢は
将来の日本という国家を見据えたもので、銀行員ですら
金融庁からの指示内容そのものには異論がでにくい
(ただ、「言われていることは正しいが、できない」
という話になっており、それが問題なのですが)ものです。

 

銀行を相手に丁々発止しているわけですから、メディアに
とっても採り上げやすく、
「銀行を動かしている英雄」と解釈している記事も多数あります
(私自身も凄いことだと心から思います)が、
銀行にのみ厳しい態度を示しているわけではないことには
注意しなくてはなりません。

 

ただ企業を救う、ということを金融庁がしてくれるわけでは
当然ながら、ありません。

 

 

森長官が率いる金融庁は、ここ2年弱の間で
それまでにない、新たな取組みを進めてきました。

 

本格稼動はこれからになるとはいえ、
銀行がもつ不良債権のチェックは一段落したとして、
新たな評価体系(事業性評価など)に基づく融資を
求めていく形に、金融庁の監督機能を変化させています。

 

これにより、既にこれまでのルールでは不可能だった
新規の融資を得ることができた中小企業は
弊社のお客様のなかにも散見されるようになりました。

 

今の動きが促進されると、苦境にある中小企業は
救われていくのでしょうか?

 

そんなご質問や、ご相談をよく伺います。私の返答は
「救われる企業も多いでしょうけれど
 廃業を迫られる企業も増えることになるのでは」
です。

 

金融庁の方針は、必ずしも企業に甘いわけではないのです。

 

 

飴だけではない、鞭だってある

 

 

「飴」の部分は、銀行に対して企業にもっと資金を供給
(融資を実行)して、ということだとして、

 

「鞭」の部分は、というと…、
特に、本メルマガでも何度か登場している、企業の
ライフステージに関する記述が、金融庁の意思を
もっともよく表現しています。

 

以下、「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針」
において記載されていることを、文意が変わらない範囲で
一部省略などをしながら抜粋します。

 

○事業の持続可能性が見込まれない顧客企業
 (事業の存続がいたずらに長引くことで、却って
  経営者や取引先などに悪影響が見込まれる企業)
 に対する、金融機関のソリューションは
 「貸付けの条件の変更等の申込みに対しては、
 機械的にこれに応ずるのではなく、事業継続に向けた
 経営者の意欲や財務の健全性確保などを総合的に勘案する」
 「その上で、債務整理等を前提とした顧客企業の再起に
 向けた適切な助言や顧客企業が自主廃業を選択する場合を
 含め、真に望ましいソリューションを選択」
 「外部専門家との連携により顧客企業の債務整理を前提とした
 再起に向けた方策を検討」

 
これら文言の言わんとするところ、というのは

 

・リスケジュールを単純に実行・継続しない

 

・自主廃業を促すこと、債務整理を前提とした処理を行うこと
 を促進していく、ということ

 

・「再生」といわず「再起」と表現していること自体、
 企業そのものの存続よりも、事業や生活に重点をシフトしている
 ことの表れ
 (金融庁はここ数年で、「事業再生」という言葉を使う頻度が
 随分と下がり、「再起」という言葉になっているのです)

 

となります。まとめてしまうと、
「再生不能とみなされれば、どうやって畳むか
の検討にシフトしますよ」というのが、
金融庁の中小企業に対する考え方です。

 

一方で事業性評価のような新たな支援の切り口をつくり
もう一方では自主廃業を促す・債務整理を前提にする等、
「白黒はっきりつける、すべての企業に同じ支援を
するわけではない」ことが狙いです。

 

 

「再生企業」の再生可否判断が本格化する

 

 

既に、弊社のコンサル現場においても

 

・リスケジュールの継続が、簡便に実行される企業と
 そうでない企業に分かれる

 

・リスケジュール中の企業にも融資をする銀行が出たり
 回収に走ったりする銀行が出たりする

 

・財務指標の評価が緩和されたり、逆に厳しくなったりする

 

・数ヶ月前とまったく異なる厳しいことを銀行側が言い出す

 

・他の銀行との強調を拒否する銀行が出る

 

 

等々、金融円滑化法による銀行の一律対応から脱却した対応が
急速に見られるようになっています。

 

個別に、様々になっていく銀行の判断を、自社に有利な方向に
向けられるようにすることが、これからの再生企業には求められます。

 

是非、御社の良いところをアピールし続けて下さい!

 

執筆:今野 洋之

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