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(前編)銀行とのつきあい方2017まとめ

2017年9月6日号 「銀行とのつきあい方」
弊社、株式会社エクステンドは8月末で決算です。期が変わるとなれば、ご多分に漏れず弊社でも組織改編などがあるのですが、今期をもって私の本メルマガでの執筆も一区切り、ということになりました。

 

つたない文章・内容の私の書き物にお付き合いいただいた皆様、常に情報を与えてくださったお客様や社内の皆私に読者様との接点をもつ機会を長く下さった会社に感謝しつつ今回と次回でまとめておこうと思います。

 

銀行とのつきあい方2017まとめ(前編)

 

金融行政・中小企業行政は金融庁の主導で大きく変わっている真っ最中です。金融庁は銀行(地域金融機関)に対して、担保・保証人に依存するばかりではない企業の持続的な成長性に着目した融資・支援を求めています。

 

銀行自身も、既に既存の貸付(融資)というビジネスモデルでは収益を出すことが限界になっており、2018年3月決算時点で地方銀行の半数以上が本業、貸付業務においては赤字になるのではと試算されています。

 

銀行は、やさしくなんてならない?

 

銀行は新たな融資モデルの構築に動かなくてはいけないのですが…前回お伝えしたように

 

・融資実行後に保険の加入を半ば強制され、かつその保険に担保(質権)をつけられた

 

・リスケ中に不動産売却の話をもってきた。売却自体はOKだったが「他社との競合」を拒否、売却時に仲介手数料をその「メインバンク」に支払うことになった。他に、もっと高額での打診があったにも関わらず。

 

・事業譲渡の話をもってきて、売れ、売れと言って聞かない。事業は既に黒字を回復しているのに。M&Aの仲介手数料が欲しいとしか思えない

 

という動きが見られるようになりました。

 

貸付業務の収益に拘らない…のはともかく、手数料収益をとるために企業をコントロールしようというものです。いえ、言葉を選ばずに言えば、食いものにしようということでしょうか。

 

また、金利の引上げもよく聞くようになっています。

銀行だって、収益を上げなくては存続できない…、でもそのやり方がより強権的なものになりつつあります。

 

銀行も、企業も、横並びではなくなる

 

皮肉なもので、かつては「護送船団方式」と揶揄された横並びの銀行運営は、「他の銀行とのつきあいもありますから」という企業側の交渉術にもなっていたのですが、今後は独自に各銀行が生き残り策を見出すように、と金融庁から指示されることで、各銀行が「独自判断」という名のもとに強権を発動できるようになった、ということです。

 

…ただ、悪いことばかりではありません。改善努力を粘り強くアピールし、認めてもらうことができれば格別の配慮をもって支援をしてもらうことだってできます。既に、

 

・リスケ中でも当座貸越が新設される(新規融資が実行される)
・担保不動産の売却時に、売却金の一部を運転資金に転用させてもらう
・倒産時に、連帯保証人である社長の自宅は、競売から免れる

 

等の成果も、弊社において実現しています。要するに、中小企業の扱いも、横並びではなくなるのです。よって、銀行に「選ばれる」必要があります。これからの企業は、経営者は、このことを前提に銀行とつきあう必要があります。そのポイントを次回、お伝えします!

執筆:今野 洋之

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