コラム

  1. ホーム
  2. > コラム
  3. > 銀行とのつきあい方
  4. > 公庫の新型コロナ特別貸付を利用されていますか?

公庫の新型コロナ特別貸付を利用されていますか?

私は普段コンサルタントとして顧問先のお客様対応をしておりますが、それ以外にメルマガ等を通じ、新たなお客様からのご相談についても相談員として対応させていただいております。最近電話相談が増加傾向にあります。

 

なぜ増加しているのか・・・?

 

やはり『資金繰りが厳しい企業が増加』しているからではないでしょうか?

 

原材料・人件費の高騰の影響を受けて赤字続きの業績推移に加えコロナ当時に借りた融資の返済が開始され更に資金繰りが悪化したという事ではないでしょうか?

 

もっと言うなら、借りたお金は目減り(既存融資の返済原資として)しているのも事実ではないでしょうか?

 

先日下記のような電話相談がありました。

 

経営者の方から「コロナ融資の返済が開始され毎月の返済の負担が大きいので預金がみるみる減っていく。どうしたらいいですか?」という相談でした。

 

私は経営者の方に「赤字ですか?」と一言質問しました。

 

経営者の方は一言「はい」と・・・

 

私は「赤字でありながら返済をしているので、赤字補手分と年間返済元金の分は預金は減りますよ・・・」と伝えました。

 

それから一通りのヒアリングも実施。その中で今後の見込について質問したところ、黒字転換できる見通しであるとの事でした。

 

経営者の方は私に「どうしたらいいの? やっぱりリスケしかない?」と私に質問されました。私はリスケを行った際のメリット・デメリットを説明しました。

 

つまり、あなたもご存じだと思いますが、新型コロナウイルス感染症も終息を迎え手厚い政府の支援も残り少なくなっており、6月末でコロナ関連の保証協会付融資も終了。

 

残すところ日本政策金融公庫の新型コロナウイルス感染症特別貸付と新型コロナウイルス感染症対策挑戦支援資本強化特別貸付(新型コロナ対策資本性劣後ローン)といっても過言ではないないでしょうか?

 

資金繰り・資金調達など財務でお困りの方は「無料相談」をご利用下さい。

 

無料相談受付

これが私への相談と何が関係あるのか?

コロナ融資の借換を行い据置期間を設けていればリスケと同じ効果(実際にはそれ以上)があったという事です。でもこの経営者の方は実際に自身から借換えの相談をする事もなければ、金融機関からの提案もありませんでした。

 

経営者の方に「チャンスを逃しましたね」と伝えました。しかしそれだけでは経営者の方の問題が解決されるものではありませんので、私は下記を提案しました。

 

  • 他の制度で借換ができないか? その際に据置は無理か?
  • 本当に黒字転換できないと判断した場合はリスケ
  • 資金繰りが厳しいとの事であり、日本政策金融公庫のコロナ融資の検討を提案

 

経営者の方から「そんなことできるの?」

 

私は「まずやれることを考えましょう! そして行動しましょう!」と伝えました。

 

では今までの話しで出てきた日本政策金融公庫の新型コロナウイルス感染症特別貸付についてお話しさせていただきます。この制度について詳細をお話させていただきます。

ご利用いただける方

新型コロナウイルス感染症の影響を受け、一時的な業況悪化を来している方であって、次の1または2のいずれかに該当し、かつ中長期的に業況が回復し、発展することが見込まれる方

次のいずれかに該当する方

  1. 最近1ヵ月間の売上高または過去6ヵ月の平均売上高が前6年のいずれかの年の同期と比較して5%以上減少している方
  2. 業歴3ヵ月以上1年1ヵ月未満の場合等は、最近1ヵ月間の売上高または過去6ヵ月の平均売上高が次のいずれかと比較して5%以上減少している方
  3. 債務負担が重くなっている方(一定の要件を満たす必要があります。要件の詳細は、お近くの支店にお問い合わせください。)

資金のお使いみち

新型コロナウイルス感染症の影響に伴う社会的要因等により必要とする運転資金

令和6年7月1日(月)のお申込受付分から、設備資金のお取扱いが廃止。

融資限度額

8,000万円(別枠)

利率(年)

基準金利(日本政策金融公庫様にご確認をお願いします)

令和6年7月1日(月)のお申込受付分から、融資後3年間の0.5%利率引下げが廃止。

申込方法

金融機関経由

ご返済期間

20年以内(うち据置期間5年以内)

担保・保証

担保:無担保

保証:お客様のご希望を伺いながらご相談させていただきます。

 

経営状況等から借入返済が可能と見込まれる法人の方であって次の(1)および(2)の要件を満たす場合は、経営者の保証を免除することができます。

 

(1)法人と代表者の方の一体性の解消が一定程度図られていることについて、公庫において確認ができること。

(2)令和2年1月29日時点における直近の決算期からお申込時点における直近の決算期までの間のいずれかの決算期において、債務超過となっていないこと。

 

上記が現在の新型コロナウイルス感染症特別貸付の概要になります。もし資金繰りに不安がある方は検討されることをお勧めします。

 

私は常に今できる事を一緒に考え、一緒に行動していけたらと思っています。一度弊社に相談して頂き、改善策を一緒に考えませんか?

 

エクステンドでは、経営者からの無料相談を受け付けています。新たな資金調達を得たいや、返済・資金繰りが厳しいなどの財務でお悩みでしたらお気軽にご相談ください。まずは下記バナーより「無料相談」をご利用ください。

この記事の著者

  • 山中 肇

    経歴:愛知県第二地方銀行 管理職
    主な実績:
    ・金融機関調整
    CF以上の返済を履行していた先に対し、金融機関の見直しを行い、CF以内の返済額への減額対応し実現。
    ・資金調達
    適正な金額・期間・調達方法のアドバイスを行い資金調達を実施。
    ・リスケ対応
    改善計画書を作成し金融機関に一緒に訪問しリスケ交渉の支援を実施し毎月の返済額の見直しを行い、予実管理まで実施。
    ・サービサー対応
    サービサーとの交渉に同席し、円滑な交渉をサポート。
    ・金融機関対応以外に租税関係の交渉同席、取引先への支払延期交渉同席等、些細な事から大きな事まで対応しております。

新商品のご案内

実際にエクステンドで手がけた
再生事例を紹介!

 

・資金繰り改善・資金調達
・業務改善・粉飾決算
・M&Aなど

→ 詳細・ご購入はこちら
金融機関紹介実績No1
支援機関
contents
  • 事業再生
  • M&A
  • よくある質問
  • 実際の事例集
  • オンラインショップ
  • 会社概要

一人で悩む経営者へ
後悔しない決断を一緒に見つけましょう