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長期プライムレート

前号では、短期プライムレートを話題としましたが、今回は長期プライムレートをとりあげます。

 

長期プライムレートは、融資期間が1年を超える(長期貸付)貸出に適用されるレートです。

 

では、どうやって長期プライムレートを決めるかというと、「長期信用銀行」の発行する金融債を基準に決定する銀行が多いです。

 

「長期信用銀行」とは、昔では日本長期信用銀行・日本興業銀行・日本債権信用銀行のことを言いましたが、今では新生銀行・みずほ銀行・あおぞら銀行となっております。

 

しかし、実態を言いますと、ほとんどの銀行で長期プライムレートは長期貸付の金利基準として使ってません。

 

今では、長期貸付も短期プライムレートを基準に、金利を決めています。

 

それは「新長期プライムレート」(銀行によって名称は異なるかもしれません)と言います。

 

新長期プライムレートは、例えば貸付期間3年以内は短期プライムレートに0.2%上乗せ、期間3年超~5年以内は0.4%上乗せ・・・というように各銀行によって決められています。新長期プライムレートは、短期プライムレートに、貸付期間によって金利を上乗せして決められる、とても単純なものです。

 

長期貸付は、1年以内の短期貸付に比べて返済期間が長く、その分貸し倒れの危険が大きいため、短期プライムレートに金利を上乗せしたものが基準となるのです。

 

長期貸付は、銀行ごとにきめられた新長期プライムレートを基準として、個別の貸付の金利が決められます。また、短期プライムレートが上昇した場合、当然新長期プライムレートも上昇するため、長期貸付で新長期プライムレートに連動する変動金利型の貸付の場合、金利が自動的に上がるのです。

 

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