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債務超過ですが新規事業資金の融資は可能でしょうか?

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【質問】

過去の赤字により決算書は債務超過で、近年は、銀行から融資を受けられていません。

今期は黒字になりそうで、また、新しい事業に投資をしたいと考えています。

その資金を銀行から調達したいのですが、可能でしょうか。よろしくお願いします。(サービス業B社)

【回答】

改めて、債務超過とは何か記します。債務超過とは、企業の貸借対照表における負債と資産のバランスを示す言葉で、負債が資産を上回っている、つまり、純資産がマイナスになっている状態のことです。

 

もっと言えば、全ての資産を売っても借入金を返せない状態です。

 

一番の改善策は、毎期、利益を出して自己資本を増やすことです。そして、解消年数の目安は3~10年です。例えば、毎期500万円の利益が出て、債務超過額が1,500万円なら、単純計算ですが3年で解消します。

 

ここでのポイントは、解消年数は未来に向かった年数ということです。過去の決算書では解消年数は分かりません。これから、売上を増やすのか、経費を抑えるのか、それともその両方を実施するのか、これを数字に落とし込むことで見えてきます。

 

上記のご質問の多くの場合、過去は債務超過ですで終わっており、それをどのようにしていつまでに解消するかという経営改善計画がありません。無いから銀行は新たな融資を検討できないのです。全てとは言いませんが、債務超過でも新規融資が出ている中小企業はあります。

 

それは、未来を示す経営改善計画書とメインバンクとの密な対話、信頼関係が構築されているからです。

 

今からでも、その対策に取り組まれることをおすすめします。是非とも、認定経営革新等支援機関である弊社をご活用いただき、社長様のお悩みやご不安を少しでも軽くしていただければと思います。貴社のさらなるご発展に向け、私どもがしっかりとお手伝いさせていただきますのでお悩みの方は、下記より無料相談をご利用ください。

この記事の著者

  • 野上 智之

    公立大学法人北九州市立大学卒業、大手システム会社を経て、教育研修会社での新規部門立上げや西日本責任者としての実践により、収支損益の黒字化と人財育成がなければ、企業は元気にならないという強い信念のもと中小企業に特化した経営コンサルタントに転身。現在も10社を担当し各地でセミナーや研修を実施したり、地域金融機関との連携を実施。行政書士試験合格、宅地建物取引士、動産評価アドバイザー(TAA)、中小企業庁ミラサポ専門派遣登録専門家、プッシュ型事業承継支援高度化事業登録専門家(中小企業庁)、再生支援ネットワーク会議メンバー(広島)

金融機関紹介実績No1
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