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信用保証協会の保証付き融資を受けたい!審査の流れとポイントとは?

創業資金や運転資金、設備資金の調達のために、信用保証協会の保証付き融資を受けたいと考えている経営者の方もいらっしゃるでしょう。信用保証協会の保証付き融資を受けるためには、信用保証協会の審査と金融機関の審査の両方を受けなければなりません。では、信用保証協会の保証付き融資を希望する場合、どのような手順で審査の申請をすればよいのでしょうか。

 

今回は、信用保証協会の保証付き融資を受ける際の審査の流れと審査のポイントについてご説明します。

 

信用保証協会の保証付き融資を受けたい!審査の流れとポイントとは?

信用保証協会の保証付き融資のメリットとは

信用保証協会の保証付き融資は、信用保証協会が保証人となり、万が一、事業者が借入金を返済できなくなった場合に代位弁済をするというものです。信用保証協会の保証付き融資には、次のようなメリットがあります。

銀行から直接融資を受けられるプロパー融資は、金利も安く、保証料も不要というメリットがあります。しかし、プロパー融資は簡単に受けられるものではありません。それは、プロパー融資では事業主が返済できなくなってしまった場合、銀行が損失を被ることになってしまうため、非常に厳しい融資審査が行われるからです。

 

一方、信用保証協会の保証付き融資であれば、事業主が返済できなくなってしまった場合でも信用保証協会が代位弁済をしてくれます。そのため、銀行も貸し倒れのリスクを回避でき、融資を実行しやすくなるのです。信用保証協会の保証付き融資は、中小企業や小規模事業者でも融資を受けやすい点が大きなメリットとなります。

無担保での借入や長期間の借入も可能

信用保証協会の保証付き融資では、担保がなくても利用できます。また、法人の代表者以外の連帯保証人を立てる必要もありません。さらに、比較的長期の借入が可能になるため、毎月の返済額を抑えられ、資金繰りを安定させやすいというメリットもあります。

信用保証協会の保証付き融資の審査の流れ

信用保証協会の保証付き融資を受ける際には、信用保証協会に直接、審査を申し込む場合と金融機関から審査の申し込みをする場合の2つのパターンがあります。それぞれの融資審査の流れをご説明します。

 

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信用保証協会に事業者が直接審査を申し込む場合

1.信用保証の申し込み

全国には、51の信用保証協会があります。ご自身で信用保証協会に直接、審査の申し込みをする場合には、事業所の最寄りの信用保証協会を調べて窓口に出向きます。

 

信用保証協会の窓口で保証付き融資についての相談をすると申込書が配布されるため、必要事項を記載の上、指示された書類を添付して提出をします。

2.保証審査

申し込みを受け付けると、信用保証協会が保証審査を行います。保証審査の過程において、必要に応じて事業所への訪問や事業者への面談が行われるケースもあります。

3.審査結果の通知

保証審査の結果が通知され、審査に通過した場合、信用保証協会から銀行などの金融機関に融資の斡旋が行われ、金融機関の承諾後に「信用保証書」が発行されます。

4.金融機関での融資審査

金融機関に融資を申し込み、融資の審査が行われます。

5.融資実行

融資審査の結果、融資適当と判断されれば信用保証書に記載された条件に従って融資が実行されます。

金融機関を通じて信用保証協会に審査を申し込む場合

1.金融機関での融資審査と信用保証の申し込み

金融機関に融資の申し込みをします。金融機関が融資適当と判断をすると、金融機関が信用保証協会に信用保証委託申込書と信用保証依頼書を提出し、信用保証の申し込み手続きが行われます。

2.保証審査

金融機関から提出された書類をもとに、信用保証協会が保証審査をします。

3.審査結果の通知

審査の結果、保証承諾を行う場合は金融機関に信用保証書が発送されます。

4.融資実行

金融機関では、信用保証書を受け取ると、信用保証書に記載された条件に従って融資を実行します。

信用保証協会の保証付き融資の審査ポイント

前述したように、全国には51もの信用保証協会があります。保証協会によって信用保証の審査基準は異なりますが、東京信用保証協会ではウェブサイト上で保証審査のポイントを説明しています。

 

信用保証協会は信用保証協会法に基づいて、中小企業や小規模事業者の円滑な資金調達の支援を目的に設立された公的機関です。そのため、保証協会によって多少の違いはあるにせよ、多くの信用保証協会では東京信用保証協会が示している審査ポイントに従って審査を行っているはずです。

 

東京信用保証協会が示している保証審査のポイントは次の4つです。

①保証資格

まず、保証申請をしている事業者が利用条件を満たしているかどうかが審査されます。信用保証協会の保証を利用できる事業者は次の通りです。

・企業規模

信用保証協会は、中小企業の資金調達をサポートする機関です。そのため、資本金または常時使用する従業員のいずれか一方が、信用保証協会の定める基準に該当している必要があります。

・業種

農林業や金融業などの一部の企業は、保証対象外となります。また、許認可や届出などを必要とする事業を営む場合は、必要な許認可を受けていることも条件です。

・区域、業歴

原則として、申請者は申込先の信用保証協会が管轄する区域で事業を営んでいなければなりません。また、保証制度によっては業歴を満たさなければならないケースもあります。

②資金使途

何のために融資を必要としているのか、借入の目的や必要性も審査の対象となります。融資として申請する資金が本当に必要なものであり、その金額は妥当であるか、また、融資を受けたことでどの程度の効果を得られるのか、などが審査されます。

③返済能力

融資を受けた場合に、しっかり返済する能力があるかどうかも保証審査のポイントです。返済に不安が残る事業者の保証をしてしまうと、返済が難しくなった場合に保証協会が弁済しなければならなくなります。代位弁済は事業者の代わりに保証協会が債務の返済を行うものですが、事業者は信用保証協会に借入金の返済をしなければなりません。つまり、保証協会が代位弁済をしても、債務はなくなるわけではないのです。

 

従って、返済能力に不安がある事業者の保証をしてしまうと、信用保証協会だけでなく事業者に対してもリスクを負わせることになってしまいます。そのため、資金繰りの状況や資金調達力、財務諸表などをもとに、返済能力が十分にあるかどうかの審査が行われるのです。

④経営者

経営者の企業経営力や経営に対する意欲も、保証審査のポイントです。経営者自身が事業の状況や業界の動向をしっかり把握していない場合は、事業が順調に進まない恐れがあります。また、しっかりとしたビジョンを描けていない場合やこれまでの経営実績に不安が残る場合も、審査には通りにくくなるでしょう。

信用保証協会の保証付き融資の申請は、エクステンドにお任せください

保証審査に通過するコツは、希望する融資額がいかに妥当なものであり、融資を受けることでどの程度事業にプラスの効果が生じるのかを、具体的な数値で示すことです。審査を通過するためには、資金繰り表や事業計画書、決算書など、精度の高い書類を提出し、融資に値する事業者であるという評価を勝ち取らなければなりません。

 

エクステンドはこれまで多くの中小企業や小規模事業者の融資申請をサポートしてまいりました。融資が必要になる状況では、いつまでに資金を調達したいのかといった目標もあるはずです。信用保証協会の審査に落ちてしまうと、資金調達が難しくなってしまう可能性もあります。融資についてお悩みの場合には、融資獲得の実績豊富なエクステンドにお気軽に下記バナーの「無料相談」よりご相談ください。

まとめ

中小企業や小規模事業者が銀行から直接融資を受けることは難しいため、多くの中小企業や小規模事業者は信用保証協会の保証付き融資を利用しています。信用保証協会の保証付き融資を受けるためには、金融機関の融資審査と信用保証協会の保証審査の2つに通過しなければなりません。

 

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