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目標を確認する時間を確保

先般、ある企業の会議において、社長・幹部・社員の方といろいろな議論をしました。そこで改めて感じたことは、社長と社員の物の見方の違いです。立場が異なるので、見方が違って当たり前ではありますが、なぜそうなのかという説明の場やお互いに理解しようとする気持ちは、意識して持つべきだと改めて感じました。

目標設定の後

私 :「社長、前回設定した経営改善目標ですが、皆さんの進捗はいかがですか。」

 

社長:「進捗といっても、なかなか進んでないようだな。」

 

私 :「何か問題でもありましたか。」

 

社長:「特に問題は無いのだが、目標を設定した時より目標に対する意識が薄れてきてね。」

 

私 :「社長や幹部の方は、それをチェックしていますか。」

 

社長:「その時間もなくて・・・。」

 

1984年、三隅氏により提唱されたリーダーシップの概念で、PM理論というものがあります。「P」とはパフォーマンス、「M」とはメンテナンスを表し、リーダーシップは、この「P」と「M」の2つの要素で構成されます。

 

パフォーマンスとは目標を達成させる能力であり、目標を設定・管理し、部下への指示や命令などを的確に行い、成果に結び付ける能力です。

 

一方メンテナンスとは組織を維持させる能力であり、組織内の人間関係を良好に保ち、一体感をだす能力です。

 

そして、パフォーマンスが高い状態をP、低い状態をp、メンテナンスが高い状態をM、低い状態をmとして、この2軸を縦軸と横軸にすると、4つのリーダーシップに分けることができます。PM型・Pm型・pM型・pm型です。

 

PM型は、目標を明確に示し成果を上げると同時に、集団をまとめる力もある理想的なリーダーです。

 

Pm型は、目標を明確に示し成果を上げられますが、集団をまとめる力が弱く、部下からの信頼や人望がないリーダーです。ひとり孤立する場合があります。

 

pM型は、集団をまとめる力はありますが、成果を上げる力が弱い、つまり、部下からの信頼はありますが、成果が伴わないリーダーであり、仲良しクラブになっている傾向が強いです。

 

pm型は、成果を上げる力も、集団をまとめる力も弱く、リーダーには相応しくないタイプの人です。

 

組織の究極は当然PM型を目指しますが、私はPとMのバランスとその能力を発揮するタイミングが大切だと思います。

 

会社としては成果を残したい。であるなら、上司と部下が関わる時間は、最低限設ける必要があります。業務が暇な時はないと思い、目標を確認する時間をあえて確保し、お互いに理解し合い、成果に繋げて欲しいと思います。

この記事の著者

  • 野上 智之

    公立大学法人北九州市立大学卒業、大手システム会社を経て、教育研修会社での新規部門立上げや西日本責任者としての実践により、収支損益の黒字化と人財育成がなければ、企業は元気にならないという強い信念のもと中小企業に特化した経営コンサルタントに転身。現在も10社を担当し各地でセミナーや研修を実施したり、地域金融機関との連携を実施。行政書士試験合格、宅地建物取引士、動産評価アドバイザー(TAA)、中小企業庁ミラサポ専門派遣登録専門家、プッシュ型事業承継支援高度化事業登録専門家(中小企業庁)、再生支援ネットワーク会議メンバー(広島)

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