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社員が動かない時の対応策

社長と社員の仕事に対する意識には、当然差がありますが、その差を少しでも埋めたいと思われている社長は多いと思います。その解決方法は、社長から社員へ常に問いかけることです。

 

まれな人を除いてテレパシーは持っていないので、相手の考えや想いを知るためには、こちらから話しかけて相手の話を聞くしかありません。この行動をしなければ、お互いに憶測で相手を決めつけてしまうという危険なことになり、社員の正確な意識レベルを掴み、意識を上げることはできません。

社員が動かない

私 :「社長、社員は社長の指示を受けて、前向きに取り組んでいますか。」

 

社長:「指示は出しているが動かない。一体何を考えているのかと疑問に思うよ。」

 

私 :「どうして動かないのかと、質問はしないのですか。」

 

社長:「質問はするが、その答えも的を得ていない。」

 

私 :「そうですか。動かないのは、全く別の理由があるのかも知れませんね。」

 

社長:「別とは何かね。」

 

多くの社員は、突然上司から何故できないと聞かれた時、とっさに言い訳を言ってしまいます。そして、その後に続けて上司から質問をされると、たった今言ったその言い訳のつじつまが合わない言い訳を言ってしまいます。これは、単なる自己防衛反応です。

 

このことについて、話を掘り下げても何の解決もありません。ウソをウソで消していくだけだからです。それでは、本当の解決策、つまり社員が本当に思っていることを引き出すには、どうしたら良いのでしょうか。

 

その答えは、その人の性格や価値観を日頃の業務のなかで知ることからです。

 

採用の際に簡単な性格診断的なテストを実施し、その結果をみて、採用の合否を決定する企業があると思います。しかし、せっかくそのようなテストを実施しても、採用後にその資料を使っているのを見たことがありません。少なくともその結果には、その人の性格がきちんと表れています。

 

そして、採用後の業務内容やその人の立場、周りの環境によって、その人の考え方は少しずつ変化します。その時その時で社員の状態は変わるものだと考え、適宜最新の状態を確認しなければ、前はそうだったのにという行き違いもでます。

 

社員の気持ちの変化には良い変化もあれば悪い変化もありますが、ここでは悪い変化のみを記載します。

 

例えば、入社前は素晴らしい会社だと思っていたが実はそうでもないとか、社長の方針が分からないとか、上司が何も指示しないとか、そう言うことが原因で会社に興味を抱かなくなり、自分の仕事だけはしっかりやろうと思うこともあります。そうなると、いくら上司がこうしろと言っても、そもそもあなたがしてないでしょうと言う気持ちが大きくなり、指示の内容は正しいが、あなたの指示だから従いたくないという気持ちになり、結果、指示に従わないことになります。

 

このように、真意がどこにあるかを知らないと、表面的な会話では何も分かり合えません。社長から社員へ常に話しかけていただき、真意を掴んで欲しいと思います。

この記事の著者

  • 野上 智之

    公立大学法人北九州市立大学卒業、大手システム会社を経て、教育研修会社での新規部門立上げや西日本責任者としての実践により、収支損益の黒字化と人財育成がなければ、企業は元気にならないという強い信念のもと中小企業に特化した経営コンサルタントに転身。現在も10社を担当し各地でセミナーや研修を実施したり、地域金融機関との連携を実施。行政書士試験合格、宅地建物取引士、動産評価アドバイザー(TAA)、中小企業庁ミラサポ専門派遣登録専門家、プッシュ型事業承継支援高度化事業登録専門家(中小企業庁)、再生支援ネットワーク会議メンバー(広島)

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