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保証付融資を「条件変更」するか「借換」するか

【質問】

弊社では建設業を営んでおり、平成20年2月に保証協会のセーフティーネット5号認定により金利2.2%、返済期間7年にて3,000万円の借入をしました。

現在の借入残高は、21,766千円となっています。
その後、セーフティネットは対象業種も拡大し現在では金利も平成20年当時より安くなっているようです。

公共事業の削減もあり、民間工事のウエイトを増やしたいのですが、来年度以降の受注計画が立てにくいので、少しでも資金繰りに余裕を持ちたいと考えています。

そこで、新たに5号認定を取り直して現在のセーフティネットの条件で返済期間10年に延長しようと考えております。

現在
21,766千円(金利2.2%、残り返済期間約5年、元本返済額月358千円)

変更後
21,766千円(金利2.0%、返済期間10年、元本返済額月181千円)

信用金庫に相談したところ、この条件変更を呑んでもらえるそうで、保証協会もOKという返事でした。

ただし、1度、借入残金を全額返済する形の借り換えではなく、条件変更でならとのことでした。

(保証協会は、「残金を全額返済できるのなら、制度を乗り換える必要ないでしょう」という趣旨のようです)

条件変更を行ったとしても今後、新たな資金需要が発生した際に保証付けはできると信用金庫は言っていますが、実際のところはどうなのでしょうか?(O様)

【回答】

信用金庫からは、条件変更をしてもその後新たな資金需要が発生すれば保証協会の保証を受けられるという説明があったとのこと。

これは確かに、当初借入をしてから返済する迄の期間が10年以内であればその可能性はありますが、確実なものではありません。

また、先頃施行の金融円滑化法においては「条件変更をしていることのみを理由として新規融資を断ってはいけない」旨規定されていますが、「条件変更をしていても融資が出る」という具体的な話は残念ながら未だ確認されていません。

よって、信用金庫の言うことを額面通りに受け取るのは、現時点においてはリスクが高過ぎると考えられます。

ですからそれを回避するには方法は2つあります。ひとつは緊急保証制度を使って現在の借入額より保証料(前回分の保証料は按分され後で戻ってきます)や+α(今後必要と思われる運転資金額)を加えた額で10年返済で借り換える方法。

これですと金融機関も“条件変更”とみなさないので、今後の資金が必要な時に申込を断られる事はありません。

しかし、その時の決算等の状況で融資が断られる、又は減額されることはあります。

もうひとつは「少しでも資金繰りに余裕を持ちたい」とのことですので、最初から将来の出るか判らない融資に期待するより、今のうちに手許に現金を残すべく再交渉して毎月の返済額をもっと大幅に減らす(当分の間)ことで経営の安定を図る方法です。

しかし、この方法では資金が必要になった時に申込をしても断られる公算が高くなります。

どちらの方法を選択するかは御社の現在置かれている状況で変わってまいります。

返済金額を減らすだけで十分資金繰りがまわっていくのか、それとも今後を考えると、もっと多額の手持資金が必要なのかによって返答が変わることが予想されます。

最も大事なことは、10年返済で借換した場合の返済金額が、御社の本来の資金繰りの中で十分に返済できるものであるかどうか、です。

そうであるのならば前者、そうでないのならば後者を選択することが基本となります。

もし、その判断に迷いが残るようであるのならば、早い内に弊社に詳細資料を持って相談に来られる事をお勧め致します。

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