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銀行が法人に貸出す融資金利の決め方

融資金利の決め方

銀行の金利は、以下のように決めます。

 

調達金利(調達は預金者からの預金が主。その預金金利の銀行全体の平均)

 +

経費率(銀行の人件費・支店の家賃・ほかいろいろな経費の銀行全体の融資量に対する割合)

 +

デフォルト率(これは、融資先の格付けによって決まる。一番良い格付だったらほとんど0%だが、要注意先になると4%となることも。例えば要注意先が銀行に100件あって、そのうち4件が倒産する見込であると今までの統計から見積もる。)

 +

収益率(銀行が、どれだけ利益を上乗せしたいかの率)

 

金利を決める例をあげます。

 

調達金利0.2%+経費率0.6%+デフォルト率1.3%+収益率0.5%→2.6%

 

銀行としては、この会社に融資するときは金利を2.6%以上ほしい、と考えるわけです。

 

たいていの銀行は、パソコンで以上の金利の計算をして、採算を考えているのです。

 

しかし日本の銀行はとにかく数が多すぎます。今は金利引上げの動きは多いのですが、コロナ禍前は、少しでも多く借りてもらおうと金利引下げ競争(安売り競争)をやっていたので、上に書いた金利の決め方を全く参考にしないことも多く、現在では、銀行自体も今後の支援を継続するのか?を考察しながら企業を選別する傾向が高く、収益性の高い銀行ほどそうした傾向が強いと言えます。

 

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