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一括返済の融資が返済できない場合どうするか

私の会社にかかってくる資金繰り相談電話の中で、多くあるご相談が、

 

「銀行に6月10日に、手形借入で借りていた1千万円の一括返済の期限がくるが、返済資金がない」

 

というように、一括返済の融資が返済できない、というパターンです。

 

建設業など、このパターンで一括返済の融資を受けることが多いです。工事見合いで融資を受け、6月10日に売掛金の入金があるから、それで一括で返済を行うことを約束しているパターンです。

 

本来なら、6月10日入ってくる売掛金は返済にあてなければならないのですが、どうしても運転資金が足らず、取引先から別の銀行に売掛金を振り込んでもらってそれを流用するなどして、銀行への返済資金がなくなる、というのがよくあるパターンです。

 

このような場合、6月10日が近づいてくるほど、返済できないことが現実に見えてくるため、経営者は焦り、私の会社に、相談の電話をしてこられます。

 

この場合、どうしたらよいでしょうか。

 

資金繰りに関して不安のある方はお問合せ下さい。

 

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良くない方法の一つは、銀行へ融資を返済するために、高金利でマチ金などからお金を引っ張ったり、友人・親戚などからお金を借りたりすることです。

 

本当なら6月10日の売掛金を、返済にあてる予定だったのに、別のことに使ってしまったのなら、あなたの会社の資金繰りは相当、ひっ迫していることになります。そうすると、マチ金から借りたお金や、友人・親戚などから借りたお金は、返せなくなる可能性が高くなってしまいます。

 

銀行にお金を返せないより、マチ金や友人・親戚などへお金を返せない方が、やっかいです。マチ金の取立ては銀行よりずっと厳しいし、もしくは友人・親戚との人間関係をこわしてしまうことになってしまうからです。

 

この場合、とるべき方法は、銀行に、本来なら一括返済するものを、分割返済にしてもらうよう交渉することです。

 

しかし気をつけなければならないのは、その分割返済額をどうするか、です。

 

例えば、1千万円を6ヶ月、毎月160万円ずつ返済すると銀行に簡単に約束してしまうと、それだけ返済して資金繰りがまわるのならよいのですが、そうできるだけの資金繰りではないから、一括返済ができなかったのです。

 

予定資金繰り表を作成の上、毎月いくらずつで返済するように交渉するか、慎重に検討しなければなりません。

 

私たちがよく顧問先企業にとる方法は、毎月3万円や5万円ずつ返済する、というように、資金繰りがまわりやすいように極力、毎月返済金額を少額にできるように交渉することです。

 

毎月の返済金額は0円でもよいではないか、ということを思う方もいらっしゃいますが、この毎月3万円や5万円というのは、経営者が

 

「本当は銀行に返済したいのにどうしても返済できない。だから、3万円だけでも毎月返済していきたい。」

 

という、「銀行への返済意思」を、銀行に示すための、返済金額です。

 

また、分割返済の交渉をするために、

 

  • 経営改善計画書
  • 資金繰り表

 

の提出は必須です。

 

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