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経営改善計画書「外部要因」の書き方・考え方

中小企業金融円滑化法の期限切れに向けて

2012年3月末をもって、金融円滑化法は期限切れとなる予定です。各銀行はその後の対応に向けて、すでに動き出しています。メガバンクを中心に、今年(2011年)夏ごろから、融資先に対して経営改善計画書の提出を要望したり、すでに提出済みの計画書に対して、その進捗をヒアリングしたりしています。

 

またメガバンクとともに、地方銀行や信用金庫、信用組合にもその動きは強まっています。

 

特にリスケジュール中の企業については、今後の収益性の検証が求められており、スムーズな返済交渉を継続するためには、現実感があり、進捗動向がわかり、将来の展望を見渡せる、そんな計画が求められています。

 

もしあなたの会社がリスケジュールを行っているのであれば、あなたはすでに経営改善計画書を作成されましたか?

 

普段していないことを突然やろうとしても、負担がかかります。損益計画や資金繰り表はつくれるけど、現状分析として状況をまとめるコツがわからない・・・。

 

今回は、経営改善計画書に盛り込んだ方がよいことの一つ、「外部要因」の書き方、考え方についてお伝えします。

外部要因とは

経営改善計画書を作る時、現状をまとめるために、状況を「外部要因」と「内部要因」に分けて考え、文面や箇条書きで書き出すとよいです。

 

会社にとっての外部要因は

「自分たちで状況を変えることができないもの(統制できないもの)」

と考えると、分かりやすいでしょう。

 

例えば、震災や円高、リーマンショックなどです。

 

これらはすでに、現実の世界で起こったことですが、これらに加え、将来の展望を踏まえた外部要因分析も加えるとなれば、経済評論家なみの仕事になりますから、外部要因をまとめるのは大変です。

 

もっとシンプルに考え、外部要因の考え方は、まずは絶対に避けられないことの方から考えてみましょう。

 

例えば、日本の中小企業が置かれている将来の外部要因の一つに、

 

「少子高齢化」

 

があります。この外部要因は、内需依存型産業には100%、影響が出てくることでしょう。なお「少子高齢化」は、次に説明しますPEST分析のS(social)になります。

外部要因にはPEST分析が分かりやすい

PEST分析という分析のやり方は、シンプルに使うことができるので、お勧めです。PESTというのは、それぞれの要員の頭文字をとった造語で、その簡単な説明を、以下にします。

P(political)

政治的な要因。
例えば法制度や税制、司法、外交や、政党等の活動です。

E(economic)

経済的な要因。
例えば景気動向や金利・外国為替、株価、物価や業界市場、成長率等です。

S(social)

社会的な要因
例えば流行、治安、宗教、環境、地域的な人口です。

T(technological)

技術的な要因
技術開発や設備投資、特許等です。

 

この4つの要因をそのまま「外部要因」欄に記入し、項目別に箇条書きする、という形で十分です。

社会的要因が最後の砦

PEST分析の4項目の内、社会的要因は、自社の営業エリア地域に対する状況を把握しないと記入がしにくいため、他3項目に比べて書くのが難しいです。

 

そのため、銀行の担当者に対し、普段の状況を、あなたの方から聞き出してみてはどうでしょう。銀行は、地域の情報をたくさん、持っています。

 

もちろん、複数の情報を手にいれる手段があった方がよいですから、他にも何らかの方法、あまり手間をかけずにできる方法があれば、その方法も使います。中小企業は資金にも時間にも限りがありますから、情報収集や分析は効率的に、手間をかけ過ぎずに行いましょう。

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