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定期預金担保の借入金

会社の決算書には定期預金はありますでしょうか?そしてその定期預金は金融機関の担保として提供していますか?私の経験上ですが私共へ相談に来る経営者さまのうち業歴が20年以上続いている企業は定期預金担保の融資を受けている割合が多いです。

 

実際に業歴60年以上行っている企業は9000万、業歴25年行っている企業は3億4000万の定期預金担保での借入金がありました。

 

どうしてこの様な借入をしたのか経営者の方に話を聞くと、

 

「銀行に定期を崩すぐらいならその分だけ融資しますよ」とか

 

「3000万定期預金して頂ければ同額の融資を行います」とか

 

いわれたそうです。またどうして定期預金と借入金を相殺しないのですか?とお聞きすると

 

「今後の借入に影響が出る気がする」とか

 

「話をした事はあるが担当者に上手くごまかされた」とか

 

いう回答が返ってきました。結論からいいますと、この様な借入方法は結論から言えば直ぐに定期預金と相殺して、借入を圧縮すべきです。

 

その理由は大きく2つあります。一つは当然ですが『支払利息の軽減』でありもう一つは『財務体質の改善』です

1.支払利息軽減

これについては、借入自体の金利が低めに設定してありますので概ね1%未満の所が多いのですが、1%だとしても9000万なら90万。3億4000万なら340万の金利負担が毎年発生します。

 

これが皆さんは損益計算書のどこから引かれるか分かりますか?営業利益から引かれるのですよ。

 

例えば営業利益が500万今期出ましたが定期預金担保利息負担で90万の支出があれば営業利益の18%を無駄な金利で吸い取られる事になります。

 

金利負担340万ならなんと68%ですよ!!

 

またこれが2年・3年なら間、行えば2倍・3倍と膨れ上がります。経営者が汗水たらして稼ぎ出した営業利益をいとも簡単にもっていかれてしまうのです。税金負担は確かに安くはなりますが、繰越利益として会社に残らなくなってしまい、最終的にはキャッシュにも影響を及ぼします。

2.財務体質改善

一般的に定期預金担保借入については

 

(借方)定期預金 (貸方)短期借入金

 

で計上されていると思います。定期預金担保借入金を相殺する事により、総資産の圧縮という結果が起き、

 

効率性の指標である総資本回転率

安全性の指標である自己資本比率(債務超過で無い事が条件)

 

は最低でも改善されます。これ以外にも財務内容においては

 

・流動比率
・当座比率
・総資本経常利益率

 

が改善される可能性がありますので、相殺前と相殺後でどの様に自社の貸借対照表が改善されるかシミュレーションされると良いでしょう。最後に金融機関との交渉が残っています。

 

金融機関としては定期預金と貸付金(会社から見れば借入金)双方が一気に減る事になりますから、出来ればやりたくないものです。しかしながら上記2点を説明すれば納得頂く事は出来ます。粘り強く交渉をしていってください。金融機関の為に経営を行っている訳では無いのですから・・・。

 

執筆:奥田雄二

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