コラム

  1. ホーム
  2. > コラム
  3. > 名古屋・東海地方の銀行対策・倒産回避の『ツボ』
  4. > 日本政策金融公庫(国民生活事業)の融資事例

日本政策金融公庫(国民生活事業)の融資事例

中小企業にとってのメイン行は、信用金庫や地方銀行となることが
多く、また、そうした形が好ましくもあります。

これらの民間銀行の他に、サブ銀行として、うまく活用してきたい
のが、日本政策金融公庫(国民生活事業)です。

日本政策金融公庫はご存じのとおり政府系金融機関です。

民間銀行でよくある信用保証付き融資といった類のものはなく、
すべてプロパー融資となります。そのため、保証協会付き融資と
比べ、きちんと審査する印象があります。

ただし、民間銀行の保証協会付き融資といったものとは異なる独自
の審査視点があるように感じます。

その独自の審査点を、最近の取り扱った融資取組事例から紹介したい
と思います。

ある企業で、創業時に借りた設備資金融資(信用金庫・信用保証付き
融資)がこの度終わり、次の展開に行きたいと思っているのですが、
その企業には社会保険料の滞納がありました。

信用金庫に、融資のことを切り出してみても、滞納がある時点で
保証協会は使えないので難しい、という回答で進展がありません。
(プロパー融資の話も出ませんでした)

そこで、日本政策金融公庫(国民生活事業)へ話を持っていきました。

商工会の会員でしたので、まず商工会に相談し、試算表と事業計画を
説明し、その後、商工会経由で、日本政策金融公庫(国民生活事業)に、
話を持ち込んでもらいました。
(ちなみに「マル経融資」ではありません)

日本政策金融公庫(国民生活事業)の担当者から、何度か問い合わせが
あり、ひとつずつ回答していきました。

その問い合わせの中に社会保険料の滞納の件も出てきました。
それに対しては、年金事務所へは定期的に訪問し、支払計画を立て、
それをきちんと実行している点を説明しました。

こうしたやり取りを経営者がしっかりとおこなったことで、今回、
日本政策金融公庫(国民生活事業)は、理に適った事業計画であること
を評価して、融資を実行してくれました。

民間銀行の門前払いのような画一的な対応でなく、内容を詳細に分析
し、中小企業を支援する日本政策金融公庫(国民生活事業)の対応に、
本来の金融機関としての姿を見たような気がします。

上記のような事例があるのは事実ですので、官公庁への滞納がある
からといって融資取組をすぐにあきらめるのではなく、きちんと支払
ができる実現可能性の高い計画を立てることで、資金調達に取り組ん
でみる選択肢があることもご留意いただければと思います。

今回のメルマガが、ご参考になれば幸いです。

執筆:坂将典

新商品のご案内

500社の面談相談実績を誇る元銀行員が教える「銀行とのつきあい方大全」全10巻シリーズ!豊富な実例に基づく解説だから体系的に実体を学べる!

→ 詳細・ご購入はこちら
金融機関紹介実績No1
支援機関
contents
  • 事業再生
  • M&A
  • よくある質問
  • 実際の事例集
  • オンラインショップ
  • 会社概要

facebook

一人で悩む経営者へ
後悔しない決断を一緒に見つけましょう