コラム

  1. ホーム
  2. > コラム
  3. > M&A(事業承継)
  4. > M&Aの活用目的と動機(売り手様編)

M&Aの活用目的と動機(売り手様編)

株式会社エクステンド、M&A担当の松原です。

 

前回は、【M&Aの意義】と【メリット】についてお話させていただきました。

 

今回は、【M&Aの活用目的と動機(売り手様編)】について、
お話しさせていだきます。

 

売り手様がM&Aを何故、活用されるのでしょうか?
それは以下の2つに集約されると思います。

 

動機は様々ですが、【事業・企業からの出口(引退)戦略】として。
そして、【従業員の雇用維持などの社会的責任を果たすため】です。

 

会社(法人)とオーナー様(個人)とは、別の人格です。
誰にも迷惑を掛けないのであれば、
オーナーの引退と会社の終わりが同時、
つまり廃業でも全く問題ありません。

 

しかし、もし、そこに、従業員、取引先、顧客などの利害関係者が存在し、
且つ、後継者がいない場合は、はやりM&A(にチャレンジ)することが、
【出口戦略】と【社会的責任】を同時に果たすほぼ【唯一の手段】になるのではないでしょうか。

 

そして、次に出口(引退)戦略を考える動機について触れてみたいと思います。

 

・将来への不安
・事業の選択と集中
・後継者不在
・業績不振
・ハッピーリタイア
・新しいことへの挑戦

 

が主な動機です。

 

それぞれ、基本的に、説明は不要であると思いますが、
事業の選択と集中は、ちょっと系統が違いますので、少し触れたいと思います。

 

この事業の選択と集中が動機によるM&Aは
事業再生フェーズで用いられるケースが殆どです。

 

不採算事業を売却して、
採算の取れている事業に集中投資する(或は債権者に返済する)。
或は、採算の取れている事業ではあるが、将来性がない、
コア事業ではないとの理由でM&Aによる売却を選択することもあります。

 

いずれによせ、オーナー様が引退ということではなく、
一部を譲渡し、生き残りを図る場合に用いられます。

 

また、将来への不安も、系統が少し違いますので、説明させていただきます。

 

こちらは、オーナー様もまだまだ引退する年齢でもなければ、
業績不振という訳もでない。しかし、競争環境の変化、激化により、同業の大手に売却し、
その傘下に入ることにより、事業・企業の生き残りと、
ご自身も大手の従業員(通常管理職)としてのポジションを確保することを目的として行われます。

 

以上、いかがでしたでしょうか?

 

今回も最後までお付き合いいただき誠にありがとうございます。
次回は、M&Aの活用目的と動機(買い手様編)をお送りしたいと思います。

 

なお、エクステンドのM&A専用ホームページは、
http://www.ma-consultant.jp

 

M&Aに関するお問い合わせは、
M&A専用フリーダイヤル 0120-321-312

 

メール(フォーム)でのお問い合わせは、
http://www.ma-consultant.jp/contact/

 

執筆:松原 良太

この記事の著者

  • 松原 良太

    ・青山学院大学経済学部 卒業
    ・オーストラリアボンド大学 大学院 経営学修士課程(MBA)修了。
    ・財団法人日本M&Aアドバイザー協会 代表理事
    ・株式会社ビザイン 代表取締役パートナー
    ・AMD capital management 株式会社 代表取締役
    ・株式会社ビザイン・ファミリー・アドバイザーズ 取締役
    ・近著(共著):この1冊でわかる M&A実務のプロセスとポイント

新商品のご案内

月額9,900円サブスクコンサル
ダイトリ」5大サービス

①すぐに使える経営知識・情報動画の視聴
②経営コンサルタントによる相談サポート
③人気セミナー含むセミナー無料招待
④教材・マニュアルがいつでも40%OFF
⑤社長の専門学校も利用可能

→ 詳細・ご購入はこちら
金融機関紹介実績No1
支援機関
contents
  • 事業再生
  • M&A
  • よくある質問
  • 実際の事例集
  • オンラインショップ
  • 会社概要

一人で悩む経営者へ
後悔しない決断を一緒に見つけましょう