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銀行が目指すべき姿を、聞いてみよう

早いもので、もう4月。多くの会社は決算を越え、新たな期に入っていることでしょう。前期はいかがでしたでしょうか?今期はどのような目標になりますか?より明るい兆しは見えますでしょうか?

 

皆様が、より明るい期を迎えられていますように!ちなみに、銀行ではどうなっているでしょうか?

銀行が目指すべき姿を、聞いてみよう

銀行では3月末に決算を迎え、大きな人事異動も起こりますが、新しい期の目標が各支店に伝わり、担当者の目標が設定される迄には結構時間がかかります。

 

時にはゴールデンウィーク前後から、5月中旬以降になることも。

 

大きな組織なだけに、細かい調整や割り振りを行うのに手間ひまを要する訳ですが…、これから始まる期は、

 

  • 事業性評価が本格化する期
  • 金融仲介機能のベンチマークにより、金融庁から銀行へ新たな監督体系が構築される期
  • 銀行が、ゼロ金利政策によって利ざやが確保できないことから新たな収益モデルを組み立てないと、将来的に経営が立ち行かなくなることが明らかになっている期

 

であるため、銀行も自らの将来像を提示していく重要な期になります。

一部の銀行は動き出している

既に明らかになっている、銀行の新たな取組みは

 

  • 営業担当者の数字ノルマを解消し、提案内容の評価をする
  • 事業性評価に基づく融資の件数、金額を評価する
  • 銀行から、顧客の格付けや評価内容を開示し、「銀行の支援方針」を明確に伝える
  • ヒアリングシートの活用による、強みや課題の抽出と提案

 

等が挙がっています。どこまでできるのか?という議論もありますが一歩一歩、新しい取組みに向かっているとは言えるのでしょう。

だから、目の前の銀行員に聞いてみよう

今後の銀行は、地域性や銀行自身の状況により、それぞれの銀行の特色が出てきます。なにしろ、金融庁から「それぞれの銀行自身が、自らの目標と取組みを事前に開示し、その達成に向かって仕事をするように」求められているのですから。

 

ですから、4月になったら折を見て、「あなたの銀行は、これからどうやっていくの?」という質問は、してよいのです。銀行が担当者を通じて、どのように融資その他の事業を行うのかまた、担当者自身が、銀行員としてどのように取り組むつもりかそれによって、経営者や企業側も対応を変えていく

 

そんな世の中になるのでしょう。見られているのは、企業だけではありません。銀行だって、同じであるべきなのです。

 

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この記事の著者

  • 今野 洋之

    1998年さくら銀行(現三井住友銀行)入行。6年間で一般的な融資から市場取引、デリバティブ等広範な金融商品を多数取扱う。その後、企業側での財務経理責任者としてM&Aを実施、フリーとしての活動を経て2008年に当社入社。 相談・面談件数は全国で1100件以上、メルマガや雑誌等の記事執筆からメディアからの取材対応も多数。 一般的な金融取引の見直し、借入の無保証化、銀行取引の見直しによるコスト削減を一企業で年間8百万円以上達成。 粉飾開示と同時の返済条件変更依頼、条件変更中の新規融資実行も多数実施し、変則的な条件変更(一部金融機関のみの条件変更)の実行や、事業譲渡による再生資金の調達、事業を整理する企業の上記を全て、法制度・コンプライアンスの抵触なしに履行。

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