税金滞納がある場合借入できるか?
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【質問】
弊社は源泉所得税を約一年で約300万円ほど滞納しています。法人税、地方税、消費税は完納しております。源泉所得税は税務署と交渉して、分割で納付しております。
しかし、業績は上向いてきており、いま資金があればより事業を展開できる状態になってきています。税金の滞納がある場合には新規の借入は難しいのではないかと思いますが、先日、銀行でこの様な場合でも借入ができる「特殊な制度融資がある」という話をききかじってきました。
取りあえずは税金資金として借入をおこしたいのですが、そう言った借入は可能なのでしょうか。(A様)
【回答】
税金滞納という事実が分かれば、基本的に融資は不可能です。
私どもではこのような場合、ノンバンクでの借入を考えます。
銀行・日本政策金融公庫、信用保証協会保証付では税金の滞納がある場合融資は困難でも、ノンバンクや、あるノンバンクが行っている売掛金担保融資では融資を受けられることがあるからです。
税金滞納でも「特殊な制度融資がある」という話は、私の耳には入っていません。300万円ほどであったら、ノンバンクや親せきから借りて税金滞納を解消し、銀行等からの新規借入を目指すか、もしくはリスケジュールなどで資金繰りを楽にすることを考えなければなりません。