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短期プライムレート・新長期プライムレートとは何ですか?銀行融資の金利との関係を解説

メルマガ読者とのQ&A

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【質問】

短期プライムレート・新長期プライムレートとはそれぞれ何ですか?自社の借入金利との関係も教えてください。また、現在の短期プライムレートはどこで確認できますか?(S様、H様、複数の読者様より同様のご質問をいただいております)

【回答】

プライムレートとは、銀行が信用力の高い優良企業に貸し出す際の最優遇金利(最も低い基準金利)のことです。中小企業への融資金利は、このプライムレートに各行が独自に設定するスプレッド(上乗せ幅)を加えて決まります。プライムレートが上がれば、多くの融資の適用金利も上がります。

 

プライムレートには「短期」「新長期」「旧長期」の3種類があります。順を追って解説します。

短期プライムレート(短プラ)

短期プライムレート(短プラ)は、都市銀行などの一般銀行が、信用力の高い優良企業に対して貸し出す「短期(1年以内)」の最優遇金利のことです。

 

各銀行が独自に、資金の調達コスト・金利動向・利益水準などを勘案して設定します。日本銀行の政策金利の変更に連動して動くことが多く、中小企業の短期融資・手形貸付の金利に直接影響します。

 

項目 内容
対象期間 1年以内の短期融資
設定主体 各銀行が個別に設定(みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行などが代表的な公表行)
中小企業への影響 短期融資・当座貸越・手形貸付の適用金利に直接影響する
現在の水準の確認方法 日本銀行(https://www.boj.or.jp)または各銀行のウェブサイトで確認できる

新長期プライムレート(新長プラ)

新長期プライムレート(新長プラ)は、「短期プライムレート」に一定の上乗せ幅(スプレッド)を加えた長期融資向けの金利です。短プラの変動に連動して動きます。

 

なぜ新長プラが設定されたかというと、都市銀行などの一般銀行は短期で資金を調達するため、長期貸出を行うと「調達コスト(短期)<貸出金利(長期)」とならなければ収益が出ません。そのため、短プラをベースに期間に応じた上乗せを行う「新長プラ」という仕組みが生まれました。

 

項目 内容
計算式の例 短プラ+0.3%(期間3年以内)など、各銀行・期間によって異なる
対象期間 1年超の長期融資(証書貸付など)
中小企業への影響 長期の証書貸付・設備資金融資の適用金利に影響する

(旧)長期プライムレート(旧長プラ)について

旧長期プライムレートは、かつて長期信用銀行や信託銀行が設定していた長期融資向けの最優遇金利です。現在では旧長プラを使用する主要な長期信用銀行は実質的に存在しなくなっており、歴史的な用語として知っておく程度で問題ありません。

 

現在の長期融資には新長プラが適用されるケースが一般的です。融資契約書に「旧長プラ連動」と記載されている場合は、担当の銀行に現在の適用レートを確認してください。

2024年以降の金利上昇と中小企業への影響

2024年3月・7月に日本銀行がマイナス金利政策を解除し、政策金利を引き上げました。これを受けて主要銀行が短期プライムレートを引き上げており、変動金利型の融資を受けている中小企業は返済額が増加する可能性があります。

 

融資の種類 金利上昇の影響
変動金利型(短プラ連動) プライムレートの上昇に連動して適用金利が上がる。返済額の増加に注意
固定金利型 契約時の金利が適用されるため、上昇の影響を受けない
新規の借入申込 以前より高い金利が適用されることが多い。金利交渉の余地を確認する

現在のプライムレートの確認方法

短期プライムレートは各銀行が公表しています。以下の方法で最新の数値を確認してください。

 

確認方法 詳細
日本銀行のウェブサイト 「短期プライムレート」で検索。主要行の最新レートを一覧で確認できる(https://www.boj.or.jp)
各取引銀行のウェブサイト 「金利・手数料」ページに短期プライムレートが掲載されている場合が多い
取引銀行の担当者に直接確認 自社融資の現在の適用金利と、今後の見通しを確認するのが最も確実

中小企業経営者が知っておくべき実務的なポイント

借入契約書に「短期プライムレート連動」と書いてある場合、プライムレートが上昇すると自動的に適用金利が上がります。現在の金利上昇局面では、以下の点を確認・対応してください。

 

確認・対応事項 内容
契約書の金利条件を確認する 変動金利か固定金利か。変動の場合はどのレートに連動するか確認する
金利引き下げ交渉を検討する 業績が好調な場合や新規取引行が低金利を提示している場合は、交渉の余地がある
固定金利への切り替えを検討する 今後もさらなる金利上昇が懸念される場合は、固定金利への切り替えを銀行に相談する
資金繰り計画を見直す 金利上昇による返済負担の増加を資金繰り計画に織り込む

まとめ

用語 対象期間 現在の位置づけ
短期プライムレート(短プラ) 1年以内 最も重要。短期融資・当座貸越に直接影響
新長期プライムレート(新長プラ) 1年超 短プラ+スプレッド。長期証書貸付に影響
旧長期プライムレート(旧長プラ) 1年超 実質的に過去の概念。現在は参考程度

 

金利上昇局面では、自社の融資条件を定期的に見直すことが資金繰り管理の重要なポイントです。エクステンドでは、金利交渉・銀行対策・資金調達に関する無料相談を受け付けています。「金利が上がって返済が苦しい」「銀行と金利交渉したい」という経営者様は、お気軽にご相談ください。まずは下記バナーより「無料相談」をご利用ください。財務コンサルタントが親身になって対応致します。

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