新規創業に向けて信用をつけるには?
【質問】
新規創業に向けて、現在、毎月定額預けていますが、法人を設立する際に信用となりますか?
(G様)
【回答】
定期的な積立と、新規創業のための信用は、全く別個のものです。
新規創業は、どのようにしても、信用はゼロからのスタートになります。
新規創業においては、「事業」としての信用はゼロです。ただ自己資金が多い状態で創業すれば、その自己資金で多少の信用となり、そういう面から見ると、定期的な積立は自己資金を大きくしていくことであり、やっておいた方がよいでしょう。
また銀行は、企業の将来性よりも、過去の実績を重視するので、事業の実績をつけるまでは、日本政策金融公庫で資金調達を行います。そこの新規創業融資は、自己資金の2倍までが融資額の目安です。
そしてある程度事業の実績をつけたら、資金調達の重心を銀行に移し、信用保証協会保証付融資→プロパー融資(保証協会の保証がつかない融資)というように、ステップアップしていってください。