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金融機関に勤める銀行員の経営者への接し方

金融機関への理解を深めご活用いただけるよう様々な角度からお伝えします。

 

貸し手と借り手との関係では、借り手に弱みがあります。中小企業は常に地域金融機関から融資を受けたいと考えており、地域金融機関の言うことに心の中では納得していなくても、多くの場合は断ることはできません。上下関係をつけるなら、上位が地域金融機関で、下位が中小企業です。

 

しかし、このような借り手と貸し手の上下関係でよいのでしょうか。

 

地域金融機関にとって、地域企業の価値向上や、円滑な新陳代謝を含む企業間の高いサービスを提供することにより、安定した顧客基盤と収益を確保するという取り組み「共通価値の創造」は、より一層重要性を増しています。

 

地域金融機関のホームページを見ても、経営理念には、

 

  • 地域社会の繁栄・発展・暮らしに貢献・奉仕
  • お客様のニーズにこたえ
  • 地域の皆様に愛される

 

などが書かれています。

 

貢献や奉仕という言葉からは、自分のことは二の次で相手のことを優先すると読みとることができ、地域金融機関が下位にあり、その上位に中小企業があるという考え方ではないでしょうか。

地域金融機関の存在価値を評価するのは顧客である

地域金融機関の存在価値を評価するのは顧客である中小企業であり、中小企業を支援する全銀行員が顧客満足を提供するのです。そして、第一線の銀行員ほど特にその役割は重要になっています。

 

支店長は、第一線の銀行員を支援する存在であり、本部は支店を支援する存在する。

 

全ては、地域経済が活性化することで、後から地域金融機関がもうかるという発想であり、地域創生につながります。今までのような、自分だけがという発想では生き残ることはできず、冒頭に述べた上下関係は逆転しているのです。

 

今後さらに、このような取り組みができる地域金融機関とそうでない地域金融機関に分かれるでしょう。

地域金融機関の特性

また、中小企業からみて地域金融機関の特性はわかりづらく、「何味かわからないスープみたいなもの」です。なんとなく支店が近いからなど商品を比較することなく地域金融機関を選んでいます。この選択は、他のサービス業にはない特徴だと思います。だから、中小企業はどこから借りても同じだという感覚になり、低金利のみが選択肢となり、結局は地域金融機関自身が苦しむ羽目になっています。

 

これからは、地域金融機関の特徴が明確に分かり、中小企業が選択できるように変わることでしょう。

 

そしてそれは、中小企業にとっても地域金融機関にとっても、最適な結果をもたらすことと思います、新しい中小企業と地域金融機関の関係構築に期待します。

この記事の著者

  • 野上 智之

    公立大学法人北九州市立大学卒業、大手システム会社を経て、教育研修会社での新規部門立上げや西日本責任者としての実践により、収支損益の黒字化と人財育成がなければ、企業は元気にならないという強い信念のもと中小企業に特化した経営コンサルタントに転身。現在も10社を担当し各地でセミナーや研修を実施したり、地域金融機関との連携を実施。行政書士試験合格、宅地建物取引士、動産評価アドバイザー(TAA)、中小企業庁ミラサポ専門派遣登録専門家、プッシュ型事業承継支援高度化事業登録専門家(中小企業庁)、再生支援ネットワーク会議メンバー(広島)

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