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社長と経営者との違い

当然ですが、世の中には色々な社長がいらっしゃいます。

 

営業が得意な人、技術力に自信のある人、多くの人と仕事をすることが楽しい人など千差万別です。しかし、社長がどんな人であれ、経営が上手くいくことが大前提であり、その成果はトップの力によって左右されます。一体、どんな社長であれば、経営が成長していくのでしょうか。

社長と経営者

 

私 :「社長、来週の会議についてですが・・・。」

 

社長:「その日だが、現場が忙しいので現場に出ようと思っている。」

 

私 :「それでは、別の日程に変更ですか。」

 

社長:「いや、今月は中止にしようと思う。」

 

私 :「それでは、現状把握も改善検討もできませんよ。」

 

社長:「そうなのだが・・・。」

 

会議の日程を変更したり中止したりすること自体が、悪いことではありません。多くの中小企業の場合、社員数が少ない分、一人が何役もこなさなければ現場は回らないので仕方がないこともあります。この度の会話は、社長が会議を敬遠し、数字を避けている場合です。分かりやすく言えば、会議に出席して椅子に座り、苦手な数字を並べられるより、好きな現場で汗を流したいということです。

 

経営者と社長の違いについて、調べてみました。

 

社長とは、

 

「会社が定める職制において、第三者に対して会社を代表するとともに、会社内部で業務執行を指揮する役職」とありました。

 

また経営者とは、

 

「経営方針や経営計画を決め、企業の経営について最高の意思決定を行い、経営活動の全体的遂行を指揮・監督する人」とありました。

 

言葉の締め方に大きな違いがあり、それは“役職”と“人”です。私なりに考えると、社長とは会社の中の長なので社の長です。会社という一つの組織のトップであり、会社の中での役職名、役割を示しているのだと思います。

 

一方、経営者とはもっと広い意味を持ち、会社の中での自分の役割は当然に行い、それ以上に、社員や顧客や社会などに広く影響を与える人のことだと思います。

 

経営者は経営をする“人”です。

 

だから、社長は全ての人がなれますが、経営者は全ての人がなれるとは限らないのです。社長には3つのタイプがあると言われます。それは、企業家・管理者・職人の3つです。企業家とは変化を好む理想主義者、管理者とは管理が得意な現実主義者、職人とは手に職を持った個人主義者です。この3タイプは必要であり、そのバランスが大切です。

 

経験上、中小企業のお会いする社長は、職人タイプの人が多いです。その社長は、自身の優れた技術力などで独立し、会社の代表取締役に就いた人です。しかし、これだけでは、長い期間上手く経営はできません。自分の長所を活かしながら、自分の短所を補う右腕や左腕を育てることが、中小企業には大切です。そうすれば、経営が成長し続ける確率は断然上がります。

この記事の著者

  • 野上 智之

    公立大学法人北九州市立大学卒業、大手システム会社を経て、教育研修会社での新規部門立上げや西日本責任者としての実践により、収支損益の黒字化と人財育成がなければ、企業は元気にならないという強い信念のもと中小企業に特化した経営コンサルタントに転身。現在も10社を担当し各地でセミナーや研修を実施したり、地域金融機関との連携を実施。行政書士試験合格、宅地建物取引士、動産評価アドバイザー(TAA)、中小企業庁ミラサポ専門派遣登録専門家、プッシュ型事業承継支援高度化事業登録専門家(中小企業庁)、再生支援ネットワーク会議メンバー(広島)

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