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足の引っ張り合いをしている部門間の壁

会社には様々な部門があり、その部門が互いに支え合って企業活動をしています。しかし、支え合ってではなく、足の引っ張り合いをしている場面が見受けられます。御社の部門間の関わりは、如何でしょうか。

部門間の壁

私 :「社長、営業部と製造部にヒアリングしましたが、意見がかみ合いません。」

 

社長:「どう言うことだ。」

 

私 :「営業部は製造部の欠点を、製造部は営業部の欠点を言うばかりです。」

 

社長:「それでは何の解決にもならない。」

 

私 :「そうです。しかし、この意見を前向き捉え、改善の種にすることは可能です。」

 

社長:「一度、皆で話し合うか。」

 

営業部門と製造部門は、どの企業でも何らかの意見のすれ違いはあります。そしてそのすれ違いが、会社を更に成長させるための前向きな意見であれば、むしろ大歓迎です。

 

しかし、多くの企業においては、後ろ向きの話が多いです。

 

営業部門の人は、

 

「頑張って仕事を取ってきているのに、現場はいっぱいだと言って納期どおりにしてくれない」

 

とか、

 

「受注するためには競合他社との激しい価格競争に勝たなければならないのに、現場が利益確保できるよう単価を上げろと不平をいう」

 

と製造部門の文句を言います。

 

逆に製造部門の人は、

 

「品質を保つために必死で現場を回しているのに、営業は最低限の事柄もお客様に伝えていないので、後でトラブルになる」

 

とか、

 

「営業は、何でもお客様の言うことにハイとしか言わない」

 

と営業部門の文句を言います。

 

このような会話は、大なり小なりどこの会社にもあるはずです。そして、問題なのは、この会話が一体どこで行われているかです。例えば、製造部門の数名が製造現場で会話していたり、営業部門の人が営業先への訪問途中に上司先輩と会話していたりしても、全く意味がないのです。

 

それは、その会話は単なる愚痴や悪口であり、一向に会社が良くなる方向に動いていないからです。

 

それではどうすれば良いでしょうか。それは、営業部門も製造部門も愚痴や文句でも、陰で話すのではなく、会議できちんと発言することです。

 

そして、その会議でお互いの良いところ悪いところを認め合うことです。相手を非難する場合、相手に非があることは分かりますが、こちら側にも非があるということを認識し、会話をすることが大切です。

 

そして、文句と同時に、どうやったら改善できるかの改善案も付け加えることができると最高です。

 

また、営業部門も製造部門も何のために働いているのかを意識することです。営業部門は営業部門だけ、製造部門は製造部門だけの仕事をしているわけではありません。何のために仕事をしているのでしょうか。

 

会社で利益を出すために、営業部門は同業他社との競争に勝って受注し、製造部門は品質や原価の管理を行い、世の中に必要とされる製品を送り出しているのです。

 

最終目標は同じであるので、全社的な視野からの意見を出し合って壁を壊していただきたいです。

この記事の著者

  • 野上 智之

    公立大学法人北九州市立大学卒業、大手システム会社を経て、教育研修会社での新規部門立上げや西日本責任者としての実践により、収支損益の黒字化と人財育成がなければ、企業は元気にならないという強い信念のもと中小企業に特化した経営コンサルタントに転身。現在も10社を担当し各地でセミナーや研修を実施したり、地域金融機関との連携を実施。行政書士試験合格、宅地建物取引士、動産評価アドバイザー(TAA)、中小企業庁ミラサポ専門派遣登録専門家、プッシュ型事業承継支援高度化事業登録専門家(中小企業庁)、再生支援ネットワーク会議メンバー(広島)

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