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建設業の経営者から増えている相談内容と対処法について

建設業は今、そのほとんどが厳しい経営状況に置かれています。新型コロナウィルスの感染拡大は世界中に広がり、あらゆる業界に暗い影を落としましたが建設業も例外ではありません。

 

建設業と言ってもその企業規模はさまざまであり、中小企業と呼ばれる規模の会社ほど新型コロナウィルスの影響を色濃く受けていると言われています。中小規模の建設業の経営者の中には、この厳しい状況を乗り越えるため、必死に業務改善策を練り、資金調達に奔走している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回は、建設業の経営者から増えている相談の内容とその対処法についてご説明します。

 

 

建設業の現状とは

建設業の現在の状況は、非常に厳しいものとなっています。なぜ、建設業は今、苦境に立たされているのでしょうか。

新型コロナウィルスの感染拡大による受注低下と資材不足

建設業は、東京オリンピックの開催に向けた建設ラッシュなどが続き、景気の良い状態が続いていました。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、状況は一転したのです。

 

それまで好調だった建設業においても新型コロナウィルスの影響は大きく、建設の需要が一気に低下しました。また、各国の生産工場が停止したことやウッドショックなどにより必要な資材を入手できずに、工事がなかなか進まないことも加わり、特に中小規模の建設業者は大きな打撃を受けています。

新型コロナウィルスの影響で増加している建設業の倒産件数

帝国データバンクによると、2022年3月16日までに新型コロナ関連で倒産した建設業者は全国で341件にも達しています。

 

新型コロナウィルスの影響を大きく受けた業種としてニュースなどでも取り上げられることが多い業種は、飲食店や観光業界でしょう。しかし、新型コロナ関連で倒産した建設業の企業数は観光業であるホテル・旅館の件数よりも200件以上も多く、飲食業に次いで二番目に倒産件数の多い業種となっているのです。

 

今はまだ倒産していない建設業者であっても、厳しい状況に置かれていることに変わりはありません。多くの建設業者の経営者は、現在の苦しい状況を乗り越え、なんとか景気が回復して受注が増加する時期まで持ちこたえようと耐え忍んでいる状況です。

建設業の経営者から増えている相談内容とは

エクステンドは、さまざまな中小企業から経営相談を受け付けています。最近、建設業の経営者から増えている相談内容は次のようなものです。

金融機関に融資を依頼したが、渋られている

現在、工事の受注が減っていることから建設業の売上は低下していますが、いずれ受注が増えたときに備えて人材は確保しておかなければなりません。仕事が減っているにも関わらず従業員には賃金を支払わなければならないため、資金繰りに窮している会社が増えています。

 

このような状態で銀行に融資を依頼しても先行きが不透明であることを理由に融資を受けられず、悩んだうえでエクステンドにご相談いただくケースが増加しています。

従業員の高齢化と事業承継に関する不安

建設業に従事する人の1/3は55歳以上となっており、建設の現場では高齢化が進んでいます。また、建設業は他業種に比べて休日の取得割合が低く、平成27年度のデータでは建設業に従事する人の65%が4週4休以下で就業しているとされています。

 

過酷な労働環境であることなどから建設業に従事する若い世代は減っており、今後、若い世代の人材をどう確保していけば良いのか悩んでいる経営者も少なくありません。また、事業の承継を望んでいるものの、景気の悪化や人材不足の懸念から後継者が二の足を踏んでいるといった建設業の経営者からの相談も増えています。

資材や燃料費が高騰しているが、顧客に適正価格を受け入れてもらえない

建築資材や燃料費が高騰しているため、建設業ではコスト高の状態が続いています。あらゆるものが値上げされている今、値上げ分を価格に反映させなければ利益は下がるばかりです。

 

しかし、下請け業者という立場から他社に受注が流れてしまうことを恐れて強い値上げ交渉をすることができず、利幅が小さくなることを受け入れざるを得ない状況も多く発生しています。

無駄をなくし、業務効率を改善したいが具体的な方法がわからない

厳しい状況の中、少しでも経営状況を改善するためには業務効率をアップさせることが必要であると気が付いている経営者も少なくありません。業務の見直しによって業務効率が改善し、生産性がアップすれば従業員のモチベーションも上がることでしょう。

 

しかし、実際、何をどのように改善すれば業務効率が改善し、業績にも良い影響を与えるのか具体的な方法がわからないケースや新しいやり方が従業員に受け入れられるかなどの不安を抱いている場合もあります。このように、具体的な業務効率の改善策や従業員への浸透方法についてご相談をいただくことも多くなっています。

建設業の経営相談は、経営コンサルタントに

中小企業の建設業の経営者の多くが、苦境に立たされています。事業の改善に取り組むなら、事業承継をスムーズに行いたいのなら、できるだけ早めに手を打つべきです。時間を無駄にすることなく、早急に問題の改善を目指すのであれば相談すべき相手は経営のプロになるでしょう。

同業者は最良の相談相手となるのか

建設業界の経営者の悩みを一番理解できるのは、同業者かもしれません。しかし、ライバルになるかもしれない会社や取引先となるかもしれない会社に、現在の会社の状況や資金繰りの悩みなどを相談して良いものかと考え、誰にも相談できずに一人で悩みを抱え込んでしまう経営者も少なくありません。経営に関する相談であれば、経営のプロである経営コンサルタントに相談することをおすすめします。

経営の悩みは、経営コンサルタントに相談すべき理由

厳しい状況の中、一人で状況を打破しようと試行錯誤してもなかなか現状を変えられず、焦燥感に駆られてしまうこともあるでしょう。身近に経営について相談できる人がいなければ、経営者は重大な判断を一人で下さなければならない場面に立たされることもあります。その責任の重さに逃げ出したくなってしまうときもあるのではないでしょうか。

 

経営コンサルタントは、資金繰りや人材獲得、事業継承等の経営課題の解決を専門分野としており、多くの経営者と向き合ってきた豊富な経験によって培われたノウハウは、専門家だからこその的確なアドバイスにつながっています。特に、建設業からの経営相談を受け、業務改善に取り組んできた実績のある経営コンサルタントであれば、建設業の業務改善などの悩みにも、より具体的で効果的な業務改善策を提案することができるでしょう。

まとめ

エクステンドは中小企業の支援を専門に行っている経営コンサルティング会社です。建設業の経営者からも数多くの経営相談を承っています。建設業は、新型コロナウィルスの影響はもちろん、資材不足から材料費の高騰など、多くの課題と直面しています。

 

建設業が苦境に立たされている状態でも、全ての建設業者が倒産の憂き目に遭うわけではありません。勝ち残る企業は必ずあるのです。勝ち組となるか負け組となってしまうのか、勝負を決める前にまずはお気軽にエクステンドまでご相談ください。

 

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