2015年12月1日より株式会社フィナンシャル・インスティチュートは株式会社エクステンドに社名変更しました。

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改めて、廃業・倒産=負け、なのかを考える

2016年3月30日号 「銀行とのつきあい方」

 

せっかく設立し、頑張ってきた会社をたたむ、ということが
気持ちのいい方なんて、そうそういらっしゃるはずがありません。

 

弊社の前身、株式会社フィナンシャル・インスティチュートは
そんな企業経営者様の想いに応えるべく、コンサル方針として

 

破産(倒産)は勧めない

 

ことを前提としておりました。
この方針にご共感いただいて、ご相談の申込をいただいた件数は
私が対応しただけでも1100件以上。会社全体では桁違いに、
ご相談の総件数は、一万件を大きく超えてきました。

 

しかし、株式会社エクステンドに社名変更するにあたり
この方針を取り下げています。
これまでの取組みが間違っていた、と
否定したいのではありません。

 

世の中のフェーズ・段階が変わり、コンサルティングとしての
対応も変化したのです。

 

潮目の変化

 

10数年前の弊社創業以降、リーマンショックや震災、
長引く不況を経て、元々売上を上げても利益が
上がりにくかった状態から売上を上げても赤字に
しかならないお悩みを抱えた経営者が激増しました。
仕事をすればするほど、自動的に利益が(お金が)残るとは、
今日なかなか言えません。

 

また、将来を見据えた際に、売上の大幅減が見込まれる一方で
経営者が高齢、加えて後継者がいない

 

なのに借金だけはある…

 

体が動くうちはまだいいとしても、いつか動かなくなったら
その時には、ただの倒産しかできなくなってしまう。

 

まだ選択肢が残っているうちに、上手に整理する方が
その後に残るものが多いのではないか?

 

こうなると、必ずしも無理して会社を続けることが
得策とは、言えなくなったのです。

 

人間と企業の「死」は異なる

 

会社は、経営者にとって分身と考えられがちですが、
それは一つの象徴的な思想で、
企業再生の今後にあたっては、違うものです。

 

※以下、宗教・思想・超自然的な意図はございません。

 

人は死んでしまえば、その方自身は居なくなってしまいます。
移植できる臓器や機能にも限りがあります。

 

が、会社は亡くなってしまっても、関係各位の了解があり、
それだけの価値があるものならば、
「脳髄だって、髪の毛一本だって、移植して生き続ける」
ことができます。

 

また会社は、社員や事業、商品その他を入れておく箱であり
本当に大事なものは箱そのものではなく、
中に入っているもののはずです。

 

残したい、遺したい生きた証はなんだ?

 

以上を踏まえて、弊社は新たに会社という箱の延命のみに
囚われず、新たに思想として

 

「経営者の生きた証を残す(遺す)」

 

ためのコンサルティング、取組みという方針としています。

 

会社を存続させるか、
M&Aその他で事業の存続を目指すのか
役割を全うしたとして、廃業・整理に向かうのか

 

その全ては手法であり、目的は経営者が
その人生で積み上げた価値あるものを、
然るべき相手に残す(遺す)ことにあると考えます。

 

社名変更に伴う、弊社方針の変更についてのご質問を
多数いただいておりましたので、今回メルマガテーマと
関連させて、返答とさせていただきます。
何卒、今後ともよろしくお願いいたします。

 

執筆:今野 洋之

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