にせ税理士を使うとどうなるか
世の中には、にせ税理士が存在します。
税理士の資格を持っていないと税務業務を行うことができないのですが、にぜ税理士は資格がないのに、確定申告書の作成などを行います。
またにせ税理士の特徴として、法人の確定申告書の税理士署名欄に署名捺印ができないことがあります。そこに自分の名前を書いてしまえば、刑事罰にもなりかねないので。表に出られないのです。
にせ税理士が安いからといって、そこにいろいろ依頼すると、銀行から融資を受ける場面において、苦労は多いです。
まず決算書に税理士の署名捺印がないので、その決算書が正しいのかどうか、銀行からは疑われてしまいます。
また、最近は税理士推薦のビジネスローン商品が増えてきましたが、にせ税理士が作った決算書では、当然ですが、ビジネスローンの審査は通りません。
他にも、税理士の資格をとっていない素人に近い人が決算書を作ることもあり、決算書がむちゃくちゃなものになりがちとなってしまう傾向にあります。
銀行から融資を受ける体制を整えるには、にせ税理士は使ってはいけません。(銀行融資に関係なく、にせ税理士は使ってはいけないですが)
にせ税理士を使ったばっかりに、その後正規の税理士に変更しても、何年も、決算書を正常な状態に戻せなくなる事例は本当に多いです。
銀行から融資を受けるにおいて、このあたりのことは、しっかりしておかないととても苦労します。